「仮面ライダー電王」

 王道の材料を揃えて不発に終わった「ゲキレンジャー」に対して、こちらは王道の材料を王道の道具で調理した佳作で御座いました。激闘の中、キンタロスが叫んだ良太郎への感謝の意は、「名台詞」と呼んでも差し支えの無い逸品だったと思います。

 やっぱ決め台詞があるって良いよなぁ。「俺の強さは泣けるでぇ」なんて一見訳の分からない台詞でも、使う場面と「使ってきた実績」があればあれだけ決まるんだもんなぁ。カッコええわぁ。台詞と共に、キンタロスのキャラクターも思う存分に発揮(望みの聞き方なんか素晴らしい!)していて、1 年間通しての番組のクライマックスとしてはかなり理想的。理想的過ぎてあんま書くこと無いぜ!! 困っちゃうぜ!