「人志松本のすべらない話5」

 今回の面子は松本人志千原ジュニアほっしゃん。ケンドーコバヤシ次長課長・河本、宮川大輔、初参加にチュートリアル・徳井、ピース・綾部。今回は客まで入っていよいよ和やかなムードになり、初期のガチガチの空気を支持する人にはあまり好ましくないことになってるかも知れませんが、初期のあのガチガチの空気と、それ故に生まれる気持ち悪い間が苦手だった僕としては大歓迎の変化です。

 そこに加えて、始まっていきなり松本が「この前、偶然『さんまのまんま』を観たら大輔が一言も喋ってなかった」(キム兄の回かな?)と言って一笑い取ったりと、意外と「空気作り」に気を遣ってる様も見受けられました。まぁ、それ以前に松本が「さんまのまんま」を観た、という事実がびっくりなんですけど。やっぱりキム兄の回だから?

 で、内容の方は個人的にケンドーコバヤシの「フィリピン人のコーディネーターが、日本人の彼氏に『神様』という入れ墨を入れてくれと頼んだら、入れられた文字が『矢沢』」がダントツで笑いました。それに対する「ある意味神様やからな」っていう周りのフォロー(?)も含めて。何なんだお前ら。

 他には、松本の「アメリカの飛行機で、喉がとんでもなく渇いていたのに英語が喋れず、四苦八苦しながら水を頼んだらでっかいクッキーを貰った」も笑ったなー。この話、前振り部分が今回出てきた話の中でダントツに長いのですけど、それが全部オチに向かって集まっていくという話の構成の仕方の部分でも笑いました。そう言う意味では、二段オチだったほっしゃん。の「ゴミ捨て場のおばちゃん」や、力業な「輸入雑貨の店長」も良かったな。

 初参加の徳井と綾部は、話のインパクトこそ他に譲るものの、徳井の掴み所の無い語り口と綾部のナレーションチックな語り口でしっかり存在をアピールする程度には面白くて良かったです。でも、特に徳井なんかはもっと凄い話持ってそうだけどなーと、勝手に見た目だけで思ったりもしますが。

 どっかーんとインパクトのある話こそありませんでしたが、かと言って前回のように「小粒揃い」と言うほど小さくもなく、非常にアベレージの高い回でありました。面白かったです。次は 6 月末〜 9 月末ぐらいかな。DVD化も決定したそうですし、これからもっと新しい語り手を見つけて欲しいとこです。