「松紳」

 今週から東野、Jr.との鼎談に。松本人志と東野幸司が面と向かって喋るという、あまりに珍しいシチュエーションに、千原Jr.

「あっち(客席)側行って観てたいですわ!」

と若干興奮。こっちも同感。

 で、珍しい構図だけあってトークも珍しい。「松本は○○」というテーマトークのときには、東野は「松本は絶対的である」と書き、「ごっつ」のとき自分たちが一生懸命考えてることよりも松本の一言の方が面白かったりして、その帰り道本気で事故りそうになったとか、「ダウンタウンは凄すぎて、自分の中では居ないことになってる」など、完全なる尊敬トーク。あまりに持ち上げるので、松本も

「それ、俺の祭壇の前とかで行ってくれや」

と照れます。でも否定せず、観客の感嘆の声にはしっかり頷いてたりするのがまた凄い。

 流れで、東野が「ダウンタウンでもう漫才とかやらないんですか?」と訊くと松本は「一生懸命ネタ作っても『ガキ』のフリートークの方が面白かったりする」とあまり乗り気では無い様子を話します。実は「虎ノ門」の「しりとり王座決定戦」にも出たいらしいですが、自分が出ると変な空気になるし、周りの迷惑になるから出られないんだそうです。そうかなぁ〜観てる方としては出て欲しいけどね。折角「考えるヒト」みたいな番組もやってるわけだし。

 こんな真面目な話で始まったのに、後半は「東野はデリカシーが無い」「東野は脱ぐべき」という話に展開するのに笑いました。仲の良い証拠です。東野と松本は、東野が大学受験生だった頃からの付き合いらしいですから。

 ただ、「東野は脱ぐべき」という話になったとき、「あれはもう出来ないやろなぁ」とかそういう話になって、そのときの一瞬の空気が何だか切なかったりしました。