「仮面ライダー剣 MISSING ACE」

 深夜にやってたので観ました。豪快に編集してあって、ただでさえ無茶苦茶な話がより無茶苦茶になって、居なかった筈の人間が突然現れたり、何の説明も無しに衣装が替わったり、もう映画としての体裁を成しておらず、何だか可哀想な感じになっておりました。特に、冒頭の剣 vs ジョーカーはカットしちゃダメだろ。

 久々に観ても、ブレイドの史上稀に観る有り得ないほどの落書きデザインは酷いなぁ、と再確認。あんだけ見得を切って、あんだけポーズ取って、あんだけアクションやって、それでもカッコ悪いんだから相当なもんです。しかも、7 人もライダー居るのに一人もカッコ良くないんだから。そう考えると、「電王」のカッコ悪さなんてまだまだヒヨッ子ですな。たまにカッコ良く見えてたからね。

 ただ、ラストの巨大モンスター vs 三大ライダーはちょっと燃えた。「電王」以来、ライダーでもすっかり巨大戦が定着しちゃった感がありますが、やはり等身大ヒーローはそのままの姿で巨大な敵に挑むシチュエーションこそ燃えるよなぁ。「X」のキングダーク然り、スカイライダーの大首領然り。巨大な敵の強力な攻撃に成す術なくボロボロになりながら、それでも立ち上がり立ち向かう……! う〜ん、素晴らしい。

 最後の CG のショボさはどうにかならんかという感じだけど、やはりこの構図は「キバ」でもやってくれんもんかなー。そう言う意味で、劇場版のキバ vs アークにはちょっと期待。