「仮面ライダー電王」

 あの……何かみんな分かってる前提で進まれてるとこ悪いんですけど、「分岐点の鍵」って何?

 最初は、「時間を繋ぐのに重要な記憶を持ってる人物」って意味だと思ってたんですが、どうも今回を観る限り「特異点」と同じように固有の能力みたいなものっぽいんだよなー。でもそうすると、「時間は記憶」とかその辺の設定、全部覆っちゃう気がするんだけど……だってたった一人の能力が全ての時間に影響するんだよ? それってカイ並に強力じゃん。いいのかそれ。それとも僕の理解が間違ってる?

 っていうか、この期に及んでまだ引っ張るのやめてくれよー。桜井の目的、桜井達とゼロライナーが復活した理由、そもそも全てのきっかけを作ったゼロライナーに乗ってた奴は誰なのか、そして「新しい路線」ってどうなったんだ、その他諸々分かんないこと多すぎ。この辺で全部バラしちゃって、あとはモモタロスの言う通り「ずっとクライマックス」にしてくれればいいのにな。

 ただ、アクション面では割と見所あり。特にダブルゼロノスのダブルライダーキックは迫力あったなぁ。メインの電車斬りのショボさが凄いだけに、やっぱりあの「画の強さ」は偉大だなぁ、と思いました。欲を言えば、去年のカブト・ガタック・ホッパーの様なトリプルライダーキックが観たいけれど、ライナフォームのデザインが全てを帳消しにしそうだなぁ……。他、「仲間がいるから」の台詞に一斉に涙ぐむイマジンの姿には、笑う前に本気でウルッと来てしまったなぁ。今年はちょっと、キャラクター達に対しての思い入れが強く鳴りすぎて、本気で終わるのが辛い。

 そして来週……嫌だぁぁぁぁぁキンタロス消えないでぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!(号泣)いつものテンションなら笑っちゃう「キンタロスのベルト着用姿」も、何か目を背けたくなるよ……あぁ、嫌だなぁ。悲しいなぁ。せめて、大いに盛り上げてくれることを祈る。