「やぐちひとり」
何故かもンの凄い気持ち悪い劇団ひとりの笑顔(矢口さん曰く「眉毛がハの字」。本人曰く「人の良さそうな笑顔」)で始まった今回、劇団の夢「やぐちひとり物語」がとうとう完成。というわけで、ゲストに漫画家の桜乃みかと編集者の三輪さんが登場。
完成した生原稿を見せられた生原稿を見た矢口真里さんは、まず一言目に
「あたしカワイイ〜〜!!!」
……。
漫画内では、番組記者会見で大物カップルの結婚会見ばりの人数の記者が居たり、「やぐちひとり」のスタジオに溢れんばかりの人が居たりクレーンカメラがあったり、カーディガンを肩に掛けたプロデューサーが居たり、バラエティなのにカチンコがあったり、なかなかフィクションな光景が登場。どうやら事前取材は一切していない模様です。一回ぐらい見学に来させりゃいいのに……。
因みに、「やぐちひとり」の DVD にスタジオ設営の模様が収録されているのですが、「やぐちひとり」のスタジオは本気で事務所みたいな一室でした。
そのことを指摘された桜乃は、簡潔に
「結構思ってたのと違うみたいで……」
全く夢のない「やぐちひとり」の現場。
原作では「 8 頭身」と書いていた劇団。実際に漫画に登場した「春樹」の頭身を、劇団自ら計ってみると……
「 12 頭身」
それは人か?
更に劇団、
「俺、YAZAWA のタオル背負ってる!」
どういうキャラ?
何はともあれ、出来に感動した二人。更に原作者からの計らいで最後の仕上げ(あるキャラの目と口のペン入れ)をやぐちひとりがやることに。二人とも何にも喋らず黙々とやり遂げ、見事完成。
最後は、番組ナレーターの中尾良平と、声優の住友優子の二人に完成した「やぐちひとり物語」を朗読。劇団の喋る「面白い話」が「ペラペーラ」で処理されているという力業、漫画の一番の盛り上がりどころが漢字が読めない矢口さん、怒った矢口さんが劇団の楽屋にノコギリを持っていくという謎の猟奇性、背景に特に意味無く出てくる虎とヘビ、となかなかネタまみれの漫画で御座いました。
その出来に感動したやぐちひとり。しかし、劇団の野望は更に高く、
「『好評につき、第二弾』ってのを狙ってますから」
ここで三輪さんが「連載も……」とそそのかしたために、更に調子に乗る劇団。「単行本、映画化……そしてチャリーン(←SE)」。そのためなら「いくらでもネタを出す」という劇団、曰く
「最終的には『春樹 vs プレデター』ぐらい行くよ」
それは逆に観たい。
その野望を聞いた矢口さんは、
「ちゃんと私も最後まで出して下さいよ!」
プレデター役?
というわけで、「やぐちひとり物語」は 8 月 19 日発売の「マーガレット」に掲載! 僕は買う勇気が御座いません!!