「やぐちひとり」
帰国子女の劇団ひとり。住んでたのはアラスカ。そこで劇団、矢口真里さんに「どこにあるか分かる?」と何気なく訊くと、返ってきた答えは
「ニューヨークの横」
劇団、ひくーい声で
「そこまで馬鹿だとイラッとするわ」
ここで矢口さんへの扱いを変えた劇団は、「道中に氷河が……氷河って分かる?」とか、「オーロラとか……オ・ー・ロ・ラ・!」とか、完全に幼稚園児扱い。それに対する矢口さんの反論が「それぐらい分かりますよー」というのが虚しいであります。
「外国の食べ物を食べてみよう」ということで、ムーヨン(豚肉を干して糸状にしたもの)とバジル種ジュース(バジルの種が入ったバジルジュース)が登場。
見た目が劇団曰く「羊毛」なムーヨン。インフォメーションで「ごはんに掛けると美味しい」とあったので、矢口さんが「作ってあげますよ」と悪意と共にたっぷりご飯にぶっかけ、劇団に「召し上がれ(はぁと)」と押しつけ。そのイジメに遭ってる中学生が、弁当に鉛筆削りカスを入れられちゃったみたいな風貌の「ムーヨンご飯」に、劇団
「これ食卓に出されたらグレるぞ」
見た目は完全に家庭内イジメだもんね。因みに味は甘くてマズイそうです。ムーヨン単品だったらイケるらしい。
「バジル種ジュース」は、見た目がカエルの卵みたいな、黒い小さな核がゼラチン状の膜に守られたヤツがおぞましい数入っている、というなかなかのグロさ。名前を知らされる前のやぐちひとりは「なんかの卵」「しかも害虫。いっぱい居るから」とか、一個噛んで「一匹殺しました!」と盛り上がりますが、知らされた後は「慣れれば美味しい」とか微妙な感じに。
最後に矢口さんが、「これ、何も言わずに友達に出したらどうですかね?」と提案すると、劇団は冷静に
「多分縁は切られるんじゃない?」
その後、劇団は「ナタデココに似てる」と言おうとして「ヤマトナデシコ」と矢口さんもびっくりな言い間違いをするのでした。
今週のゲストは、たけし映画でお馴染み(?)THE STRiPESのHIDEBOHさん。やぐちひとりにタップを教えるわけですが、劇団が 1 パターンの繰り返しなのに対して、矢口さんのは 2 パターン入ってることに「差付けられた感じがする」と若干いじける劇団。それに対し、HIDEBOHさんは「春樹さんのベースあってこそですから……」とフォロー。そこに付いたテロップは
ダメな生徒をおだててやる気にさせるのも一流の証
この悪意に満ち溢れたテロップを証明するように、矢口さんが説明を受けている間必死に練習したのに何度も何度も間違える劇団(耳を塞いで手を叩けなくなったり、挙げ句、繰り返す回数を減らされた)に対し、殆ど一発で覚えた矢口さんの差はデカいのでした。
しかも、劇団は必死に足だけを動かしてるのに対して、矢口さんはしっかり上半身も一緒に動いてるわけで(というか顔が普段と変わってる)、流石ダンスやってたことあるわ(ユースケ理論)と感心致しました。まぁ、矢口さんのダンスがどんなもんなのか僕は全く分からないわけですが。
が、そんな劇団を笑いながらも励ましていた矢口さんが間違えると、そこにはこんなテロップが登場。
他人を笑うと自分も笑われる
春樹を笑う矢口も笑われる
お前はどっちの味方なんだい。
そんな紆余曲折ありつつ、なんとかタップ合奏(?)を成し遂げたやぐちひとり。テンション上がって「始めましょう!」とか言ってたけど、まぁやんねぇだろうな……。あ、矢口さんが撮るショートフィルムに入れたらどうだい(誰に言ってんの?)。