「爆笑問題のススメ」(終)

 ビデオをセットして安心していたら、野球延長していて気付いた頃には残り 10 分。しかも内容が太田が「人生を変えた本」と「読書」について熱く語るという必見の内容で、久々に「野球中継滅亡しろ」と呪いました。まぁ、よく確認しない僕が悪いのですけど。それにしたって、何故今日に限って……今日ぐらい時間通りに終われなかったのかよ……(←理不尽)。

 そんなわけで、折角の最終回を感想書けるほど観られなかったことが残念で残念でなりませんが、この番組が終わってしまうことも残念でなりません。「作家が喋る」という単純な貴重さも勿論、作家達の個人的な思いをちゃんと言葉にしてくれる貴重さ、太田が真剣な顔で喋れるという貴重さ(おい)、太田の「今週のあとがき」というコーナーそのものの貴重さ、ホントに「トークだけ」の構成という貴重さ、と貴重な要素まみれの大事な番組でした。

 前回の「あとがき」を信じるなら、相当な数の作家に出演拒否されたらしいので、終わってしまうのも仕方が無いとは思う一方、「もっと続いて欲しかったなぁ……」と思うのも事実。今はただただ、惜しいと思うばかりです。

 というか、「あの作家(かなり広義で)やこの作家にも出て欲しかった」みたいな惜しさもありますが、それよりも「今週のあとがき」が終わってしまうことが惜しいのです。今回でこの枠自体がお終いだそうですので、今までのように「今週のコラム」→「今週のあとがき」みたいな継続は期待できず、多分これからずっと観られませんよ。こんなちゃんと「作った」太田なんかそうそう観られないと言うのに。残念無念。

 大々的にお題目を掲げなきゃ難しいことが言えない番組や、「ここでは良い話しますよ!」という宣言が付いて回る番組が多い中(勿論、それはそれで良いのですけど)、爆笑問題眞鍋かをりのキャラのお陰で変に肩肘張らずに貴重な話(人によっては人生に影響するような)が聞けた、本当に有り難い番組でした。またこういう番組どこかでやってくれないかな。作家達が嫌がるかな……。