「爆笑問題の大バク天!」(終)

 総集編の合間に爆笑問題と川田アナ(とちょっとだけふかわ)が、異様に狭いセット(どう見ても撤去寸前)でミニコントを繰り広げる、という良くも悪くもこの番組らしい最終回でありました。

 非常に個人的な印象でありますが、結局この番組は基本的にバカな番組なのにどうも素直に「バッカだなー」と笑いにくいというか、「僕たちバカやってます」的な変な自覚が抜けないまま終わってしまったなぁ、という気が致します。単純にナレーションのキャラクターの所為かも知れませんが、「めちゃイケ」とはまた違った意味で鼻に付く自覚。

 更に企画が殆ど定着しないこともあって、全体的な印象がコロコロ変わりまくってちっとも落ち着かないので、特につまらない訳でもないのに大手を振って「面白い」とも言い難い、不思議な番組に成り果ててしまったのが惜しいです。せめて、レイザーラモンHGに匹敵する、キャラに頼らない大花火を上げてくれてれば話は違ったんでしょうけど……。

 まぁ、それでもときどきのロケ企画は素直に観てて楽しかったし、爆笑問題が少しでも野放しになる瞬間や、名倉や若手芸人達との絡みは貴重だったので、それが今後無くなるのは残念であります。「爆笑問題の検索ちゃん」はどうか終わりませんように……。