「やぐちひとり」

 メールで「弁当に関する思い出」を訊かれた劇団ひとりは、コンビからピンになった頃のこんなエピソードを披露。

 スープレックスを解散してピンになり、仕事も激減。ある番組では、今まで「中堅」扱いだったのに、ピンになった途端「新人」クラスを宛われてしまった劇団は、話す人間も居ない「新人」のところを抜けて中堅の集まっている所へ行ったそうです。そこで、中堅達に弁当が与えられているのを見た劇団は、スタッフに自分の分の弁当の有無を質問。すると、そのスタッフはかなり不遜な口調で

新人にはありませんけど!

今では、向こうから進んで弁当をくれる立場になった劇団の苦労話でした。

 この流れで、劇団は「理想の弁当の弁当の渡され方」も披露。

 貧乏で不良の生徒が、金が無いので昼休みに屋上で空腹を我慢していると、そこに女教師が登場。所教師が自分で作った弁当を「余ったから」と渡すと、生徒はそれを食べ「先生にしてはやるじゃん」と照れ隠し。すると、女教師は笑って

初めて先生って呼んでくれたね!

みんなまとめて死んじまえ。

 最近、「春樹」以外でも「ルービックキューブ」を披露しまくっている劇団に対し、「ルービックキューブ認定書狩り」に自称「サブリミナル俳優」(本人曰く「気付いたら出てて見ている人の心に傷を残す」)蒲生純一が登場。

 ピッチリ七三分けに黒縁メガネ、もの凄い細身でよく喋るけど営業成績は悪いセールスマンみたいな声とテンションの高い喋りの蒲生に、最初は完全に引いてたやぐちひとりですが、蒲生が「日本映画学校」出身で、ドロンズファンキーモンキークリニックなんかと同級生だと言った辺りで劇団の態度が急変。ファンキーモンキークリニックの現状(片方は作家になって、片方は歯科医と結婚したらしい)でひとしきり盛り上がって意気投合。

 その後、「ルービックキューブ」の揃え方について熱く語り合う男二人。矢口真里さんが軽くツッコんでみても、劇団は

「喋り方が怪しいだけで凄いこと言ってるのよ!

と庇う始末。こうして男達が語り合っている 5 分少々の間、矢口さんはずーっと口半開きのアホ面でありました。

 アホ面になりながらも、なんとか話を進めた矢口さんによって、ようやく本題の「ルービックキューブ認定書狩り」へ。が、蒲生の自己ベストが「 1 分 30 秒」と聞くや、自己ベストが「 42 秒」故に「戦う気がしない」と調子に乗り出す劇団。なんと「自分は 2 個のルービックキューブで対決する」と提案します。

 この舐めきった提案に、蒲生は大いに賛成。こうしてめでたくルービックキューブ 2 個対 1 個のハンデ戦が開始されます。……しかし、 1 個目こそ余裕で 1 分弱で六面完成させた劇団でしたが、2 個目で苦戦。その間に、「お前はどこに行きたいんだ!?」「大丈夫だよ」「落ち着け!」等々、絶えずルービックキューブに語りかけ続けながら揃えている蒲生が追い上げ、1 分 50 秒強で完成させてしまいます。

 結局、劇団のダブル六面完成のタイムは 2 分 30 秒。素人からすれば充分早いですが、劇団的には不本意極まりないようで、「最悪だよ」を連発し肩を落とします。そして、矢口さんから「認定書持ってかれちゃいますけど……」と問われた劇団は、今度はちゃんと胸を張って大きく一言。

持ってけ!

まぁ男前!

 最後に番組が今まで通りの時間で 4 月以降も続くことを発表。良かった良かった。そんでもって 4 月最初のゲストはきたろうさんだ。わーお(?)。