「落下女」(終)

 最終回も「ネタ 25 連発」と称して粗製濫造の限りを尽くして終了。

 最初期こそ良いバランスで成り立っていたのに、「コントスペシャル」等と銘打ち始めた辺りから段々おかしくなってきて、コントは成りを潜め、安易なロケ企画に走って自滅。折角おぎやはぎバナナマンドランクドラゴンアンガールズという面子に加え、ラーメンズ・片桐まで引っ張ってきたのに、結局誰も使いこなすことが出来ずに、揃えた甲斐は全く無し。あぁ、こんなに「勿体ない」が溢れている番組もそう無いですよ。

 特番がとても好みで、そのテイストを保ったまんまレギュラーが始まったときは凄く嬉しかったものですけど、結局「落下女」も他のコント番組と同じ末路を辿ってしまいました。よく言われる「コント番組はもう時代と合っていない」というのは本当かも知れないなぁ等と思って、寂しすぎて泣きそうです。そんなに低視聴率が怖いか。そんなに労力に見合った見返りが無いと嫌か。ちくしょう、悪いのは一体誰だ(酔っ払いか)。

 結局、この番組で一番得したのは新垣結衣だと思うな。ここで培った(って程でもないか)コメディセンスを活かして、これから色んなコメディドラマで活躍して欲しいところです。そして、出来ればバナナマン・日村とまた絡んで欲しいなぁ。無理かな。あ、あとプロフィールから「落下女」消さないで下さい、と今の内に書いておく。