「お台場明石城NOMAD」

 トリノ(収録当時はまだやってたんでしょう)にスーパーボウルチャンピオンズリーグと、寝不足全開というさんま師匠。あまりにも寝不足なので、夢の中でジダンがフィギュアしたり、スポーツ新聞の一面を飾ってた佐々木アナを「スピードスケート」か「スピード離婚」か迷ったりしたそうです。因みに、佐々木アナ曰く「まだ結婚指輪もしてますし」。

 その件に関して、佐々木アナは本番前、三宅さんにこう言われたとか。

「良かったなぁ、今日番組面白くなるなぁ

その精神が羨ましいよ。

 プレゼン開始前にVTRが流れ、VTR曰く「これから明石城は怒濤の新展開を迎える」そうで、その前に番組曰く「若武者軍団トップ」らしい谷口・出口の「口だけ達者な関西人」で「同期入社」で、しかも「仲が悪い」コンビが最後のプレゼン対決をすることに。

 最初は出口から。プレゼンする企画は「どこのテレビ局でもやっていない画期的なトーク番組」ということで、タイトルは「さんまのキャラ騒ぎ」。わーおキャッチー! ってなめとんのかーい。内容は、メインゲストが「自分とキャラが被っている芸能人」を数人指定、スタジオに揃い、前半はさんま師匠立ち会いの下、「どこが似ているのか?」を話し合い、後半は前半の話し合いを参考に「棲み分け」をしていく、という割とシビアなもの。

 港さんは「面白そうな予感がする」と支持しますが、栗原は「さんまさんの面白さが出るとは思えない」。その理由は

「さんまさん、人のこと興味無いじゃないですか

本人曰く「あるわ!」とのことです。

 水口さんは「笑い飛ばす番組ではないですよね」と微妙な反応。出口の意図としては「明るい将来を提案していく」ものだそうですが、さんま師匠曰く「将来考えたらみんな暗いよ」。色々あった佐々木アナも「今が精一杯ですよね」と、そのコンセプトはあまり支持されない様子。

 更にさんま師匠は、「後輩にアドバイスするのは無理」と言い、その理由は

成功したら嫌やもんねぇ

器がちっちゃすぎるわ。

 続いては谷口のプレゼン。企画名は「爆笑伝説! 芸人ノーウェル賞」。谷口曰く、

ノーベル賞と若干かかってる……

わざわざ言うことか。

 内容は「芸人ほどカッコイイものはない」をコンセプトに、先輩芸人の伝説(逸話)を「爆笑」や「天然」等のテーマ別に、プレゼンター役のゲスト達が披露し、審査員とお客さんが一番良かった伝説を披露した人を選ぶ、という感じ。

 ここまで、いつもの嘘くさい関西弁でまくし立てた谷口でしたが、水口さんに「審査員は何のために居るの?」と問われると「……賞です」、「さんまさん本人が居て、さんまさんが膨らませてくれたら面白いけど……」と港さんに言われれば「こういう形でやらない方がいいですか?」と不安がったり、栗原に「意味が分からない」と言われれば「これ無しです」とスケッチブック破り捨てたりと、ボロ出しまくり

 結局水口さんは「谷口のが面白くなってきた、練られてきて」、港さんは「出口の方がハマれば面白そう」とまとまらず。すると、さんま師匠が「 10 分の帯枠で芸人の伝説語ろうか?」と提案。これが意外と好感触で、それも含めて「可能性があるのは谷口」というところに着地。谷口は見事「一応試作?」となりました。最後なのに。

 最後、さんま師匠から振られて締めのコメントとしてシステムがどーの見せ方をどーのと語り出してしまった谷口は、さんま師匠に制され、更にこう一言頂くのでした。

最後のコメントにしちゃ長すぎる

曰く、「もっとテレビ覚えなあかんわ」。一介のディレクターにそこまで求めんで下さい。