「お台場明石城NOMAD」

 今週の女奉行は事業局事業センター専任部長のシェリル・A・シルバーマンさん。博士号まで取ったのに何故かフジテレビに入社し(理由は「今考えてます」)、F-1の中継契約や、レーガン大統領の来日などを手がけたそうです。さんま師匠の印象は

「明るく素直で凄く魅力的、アトラクティブ、でも少しノイジー

的確!

 今週は、NHKから移ってきた(退社するときに勝手に 1 年分の受信料を引かれてたそうです)田中孝明と、元・芸人で「マシュマロヘッドパーティ」を当てた谷口大二のプレゼン対決。谷口が、最近三宅組で修行し直してると聞いて、さんま師匠

「三宅班はゴミ箱か

的確!

 まずは田中のプレゼンから。田中の会社で孤立してますという哀しい告白と(自席がロビー)、「採用したことを後悔してないですか?」と港さんへの質問とが混じった自分プロモ(因みに返答は「まだ分からない」)を経て、プレゼンするのは「真剣○○しゃべり歯」。さんま師匠、

「お前まだ引きずってんのかNHK!!

が、内容が「さんま師匠を回しとした『しゃべり場』」と聞くと態度を一変、

「これはね、オンエア関係なくやってあげよう

曰く、「しゃべり場をどう回すかを見せてやりたい」というさんま師匠の意地と、田中へ「やり方」を見せる狙いだそうです。でも流石に、収録無しでは……。

 「さんま御殿」や「から騒ぎ」との差別化はどうするのか? という疑問には「毎回、色んな職業の方を呼ぶ」のだそうで、例えば「漁師」だとか「タクシー運転手」だとかを集めてトークをするそう。水口さんや港さんも、その企画主旨には好感触を示すものの、気になるのは……

素人さんばっかりだよな?

それじゃあゴールデンは難しい、という話ですが、シェリルさんは「タクシー運転手の話が聞きたい」とまたしても好感触。が、さんま師匠が気になったのはシェリルさん自身。シェリルさんの話を聞き終わった後、徐に一言。

「すごく上品な蛭子さんみたい

それ顔だけだろ。

 既に勝負が見えた感がありますが、続いては谷口のプレゼン。ギネスブックを見るだけという無駄遣いにも程がある自分プロモを経て、プレゼンする企画は「さんまのユニバーサルコメディショー」。

 ネゴシックスみたいなフリップ(byさんま師匠)で谷口がプレゼンするに、「世界のバラエティ番組企画を検証、実践、そして世界へ発信」する番組だそうです。「世界まるみえ」との違いは、「検証、実践、それによって世界各国の文化を覗く」点。

 が、シェリルさんは冷静に一言。

他の国のジョークは通じないことが多いと思います

的確!

 この一言で崩れ去ってしまった谷口は、さんま師匠から「日本のタレントがやるとどうなるか、がある」とフォローを受けて、続けて「ユニバーサルにらめっこ」(世界の芸人と対決)、「さんまさんを外国人で吹き替える」等をプレゼン、全ての狙いは「さんまさんの世界進出の礎にする」んだそうです。

 しかし、三奉行の反応は鈍く、水口さんは権利等々の問題を心配。外国の番組を買うにはもの凄くお金が掛かるんだそうです。港さんも、「お笑いバラエティは日本が一番レベル高いと思うので」と渋り気味。唯一、シェリルさんだけが「吹き替えは面白いと思います」と述べますが、さんま師匠

「そんなに僕の声嫌いなんですか?

ノイジーですから。

 結局、三奉行は全員「しゃべり歯」を支持。いっぱいフリップを使ったのに採用されなかった谷口は、最後の抵抗として「ホントは、全部フリにして全然違う企画をやるっていう……」と言い訳し始めますが、さんま師匠は

「今日は谷口が田中のフリになってるわお前

座布団一枚。

 そんな男として情けない谷口は却下し、オーソドックスな企画ながら「俺がしゃべり場やったらどうなるかを見せてやりたい!」という意地も込みで田中企画を採用。さんま師匠的に、数年連続で好感度一位なのに、NHKから一向に仕事が来ないということを腹に据えかねているそうです。そんなわけで、今回、さんま師匠の締めの一言は

大河やるっちゅーねん

どうですかNHKさん。

 来週は試作……かな? でも、前クールから放っとかれ放しの企画結構あった気がすんですけど……。