「あっぱれさんま大教授」
ゲストは大泉洋。いつぞやの「さんまのまんま」以来、二度目のさんま師匠との共演。楽しみにしておりましたよ。
「ふとした瞬間に、鏡に映った自分がめちゃくちゃカッコイイ」(特にエレベーターが開いた瞬間、姿見に映る自分がカッコイイらしい)と主張する大泉に、さんま師匠は「気ぃ悪くしたらあかんで」と前置きした上で、大泉の顔を指して
「カッコええもんが、一部品も無いやんか」
100 円ショップの商品みたいな言われようですね。
普段、鏡があれば必ずポージングしてじっと見るほど自分が好きな大泉。そんな大泉をさんま師匠は「俺らよりランク低い男がよくこんなに……」と発言。勿論大泉は即座に「ちょっと待て」と否定。そして「正直、自分はさんまさんよりランクは上だと思う」と主張します。が、それでも「申し訳ないけど、俺のランクで君はかなり下の方」と言い、更に「お前勘違いしてる」と
「俺、顔洗ってバッって顔上げたとき、むちゃくちゃカッコええよ」
大泉「俺と同じじゃないですか!」。結局似たもの同士なんやね。
結局、さんま師匠は「朝方の自分を見せたい」、大泉はエレベーターの自分を見せたいということで、将来一緒に泊まって大泉はさんま師匠の洗顔を観察、さんま師匠はマジックミラーの裏から観察する、という約束をしてこの無意味な闘いは一応の決着。
しかし、相変わらず自分を鏡で見つめることを熱く語る大泉には、さんま師匠や黒岩、斉藤アナは「藤木直人や木村拓哉とは競技が違う」と否定的。すると、いい加減痺れを切らした大泉は「こんなこと言いたくなかったけど……」
「僕カッコイイよ!!」
はいはい、カッコイイカッコイイ(失礼)。
その後、「自分がドラマでカッコ付けた演技をしてしまって笑われるのは、さんまさんの『男女七人』での演技を見たから」と主張する大泉と、「俺はカッコ付けてない」「そういうこと言うってことは、(俺がカッコイイって)認めたわ」「あの頃、15 、6 の子のハート鷲掴みにしてた」(大泉「絶対嘘だ!」よく言った大泉!)と主張するさんま師匠の、ポジティブバカ男二人の論争を経て、再び大泉が「車の窓に映る自分がカッコイイ」と新たな主張をします。
なんでも、その姿を松たか子に見られて(マジックミラーの向こう側に居たらしい)思いっきり引かれたとのこと。しかし、さんま師匠は「こう(髪の毛弄ったり)してるから引いてるんじゃないんですよ」と分析、そして
「今でも俺ら引いてるもん」
大御所を引かせるなんて、流石大泉洋だね!(失礼)
最近、急激に仲良くなった岡村隆史が気になるという大泉。なんでも、ことある毎に自分の扮装を撮った写メールを何度も送りつけ、全然関係ないときに大泉の泥酔写真を送りつけ、真意を問うと「へへへへ……おもろかったやろ?」と送ってくるそう。
そこで、岡村にインタビュー VTR が流れます。VTR 内で、数々の写メールを送るのは「嫌がらせ以外の何者でもない」と断言した岡村は、その理由として
「僕、大泉のこと嫌いなんです」
曰く、大泉は食事をしてもお金は払わないし、「ごちそうさま」も言わないし、「ごちそうさま言え」と言ったら「死ね!」と言うそうです。この話を、岡村と大泉両方から聞いたさんま師匠は、もの凄く真面目な顔で
「君もごちそうさまぐらい言うべきやよな」
あまりにもフツーに大人としての注意に、流石の大泉もシュンとしておりました。
シュンとしつつも、なんとか立ち直った大泉は、
「いや、でも……ぼぼぼぼぼ僕は払いたい気持ちはいっぱいなわけですよ」
落ち着け。
しかし、「ごちそうさま言えばええやないか」と言われると「う〜ん……」と考え込んでしまう大泉。どうしても言いたくないらしいです。それでも、先日とうとう代金を払ったそうで
「タクシー代を 50 円払いました」
そこまでの経緯が知りたいわ。
「人に『近い』と言われる」ことが気になる大泉。何でも、ラメを着て飲み会に行くとみんなにラメが付いてるそうです。そこで、心理学者の偉い先生に分析してもらったところ、「自分を理解して欲しい」という真理の現れ、的なことを書いた下に何故か「大泉さんの場合は」と但し書きが書き加えられ、「自分勝手」「他人の思いを汲み取ったり察知できない」という結果が。
この結果に、「この先生は俺の何を知ってるんだ」と憤慨する大泉でしたが、さんま師匠はひとり納得。その例として「ブレイブストーリー」の記者会見を挙げ(何を観てんだあんたは)、「汲み取ってない感じがした」「もっと笑わさなあかんのに」とダメ出し。この理不尽なダメ出しに大泉、
「僕ね、後輩でも何でもないんですさんまさんの」
この人の目はみんな芸人に見えちゃう目なんです(by 今田耕司)。
そんな大泉に、「伸びて欲しいねん」と切実な(?)思いを吐露したさんま師匠。思わず大泉、
「僕ね、さんまさんの願う方向に伸びる必要無いんですよ」
「そんなさんま塾通う必要無いんですよ」
ごもっともー!
大泉が「近い」と言われる代表例として流れた VTR が、「HEY×3」で BoA に言われた映像だったため、「 BoA が好きって凄いよ!」と急に大泉を称えるさんま師匠。曰く、
「俺 BoA 好きやもん!」
次に、「何で俺を飛び越えるのかな?」と不思議がるさんま師匠は、BoA が自分を飛び越えて辿り着いた大泉を、こう分析。
「俺のラインの末端やろコイツ」
大泉「もう喧嘩だよこうなったら!」。
「僕は後輩でもなんでもないんですよ?」「お会いするのは 2 回目だ」「もう少し敬意を払ってもらってもいいんじゃないか」と今度は大泉が人としてのダメ出しをしますが、さんま師匠は真面目な顔で、
「違うねん、伸びて欲しいねん」
さんま師匠が「伸びて欲しい」なんて珍しいよ! よかったね大泉!(そうか?)
どうしても BoA が自分を飛び越えていったことが納得できないさんま師匠。そこで、斉藤アナに大泉をどう思うかと訊いてみると、見事に鈍い反応だったため、大泉は「君は黙ってろよ」「君にコメントして欲しいとは思わない」「君は良いコメントをひとつも言わない」「君、もう少し番組のバランスって考えた方がいいよ」「さんちゃんがこうなんだから、君はもっと僕を擁護してもいいんじゃないか」と矢継ぎ早にダメ出し。
そこで、最後の締めにさんま師匠が斉藤アナに「お前、大泉にどうなって欲しいねん」と振りますが、斉藤アナはまさかの沈黙。これに怒ったさんま師匠と大泉は、最後はほぼ同時に
「『伸びて欲しい』やろ!」
お前ら息ぴったりだな。
というわけで、二回目の共演も楽しかったです。