「ヤングタウン土曜日」
オープニング
とうとうワールドカップが開幕。さんま師匠は 15 〜 20 日にドイツへ行き、4 試合観戦してくる……という話だったのですが、「試合を放送するにはもの凄くお金が掛かる」という話になった途端、お金の話一色に。
スーパーボウルの放送にどれだけ金が掛かるかに始まり、マイケル・ジャクソンに来日でどれくらい金が動いた、ギャラを要求するのは代理人、タチの悪い代理人だったら揉める、昔「いいとも」でカール・ルイスが揉めてた、更にはニューヨークで観た「ターザン」のミュージカルが 250 億かかった(因みにさんま師匠の目算)日本じゃ一生考えられない仕掛けだった、などほぼ金の話に終始するさんま師匠。
そんなわけで、お金の話とニューヨークで観た舞台の話(ジュリア・ロバーツの舞台は評判通り面白くなかった、とかフォーシーズンズや天才ボクサーのサクセスストーリー舞台は面白かった等)でオープニングは終了。
そして、最後にパーソナリティ自己紹介に入ると「モーニング娘の高橋愛と」と「藤本美貴です」の間でこんな声が。
「紺野あさ美と」
居たのかよ!?
前略のコーナー
……というわけで、「オープニングで一切紹介されないし、声も聞こえない」というカントリー娘・あさみさん以来の新記録を成し遂げた今週のゲストの紺野さん。さんま師匠はいきなり「先週来たんか?」と質問。因みに紺野さん、 7 ヶ月ぶりです。
そしてその紺野さんに「大きくなったよね」とジャブを喰らわせた後、「ニューヨークの帰りの飛行機で大塚愛に会った」という全然関係ない話にシフト。紺野さん、言われっ放しです。
何でも、ニューヨークでは大塚愛と同じく撮影をしていた佐々木蔵之介さんとさんま師匠は食事をしたりしていたそうで(そんなに仲良くなってたのか……!)、その関係で大塚愛の近況は聞いていた矢先の遭遇だったそう。
その際、大塚愛はさんま師匠がテレビで「倖田來未か大塚愛で迷ってる」と世迷い言をのたまってることを受け
「倖田來未ちゃんにして貰えますか?」
と最終宣告をかましたんだそうです。が、天下のポジティブ半世紀ちゃんは、この大塚の宣告をこう解釈。
「あれは要するに悔しかったんでしょうね」
「自分にせぇってことよね、裏言葉で」
「『私の気持ち分かって』って感じ」
そして、これからもどちらにしようか悩み続けるそうです。なんか……大塚愛さんごめんなさい。
来月にはハロー!プロジェクト自体から卒業する紺野さん。その理由は「大学進学」なわけですが、具体的なことを聞かれると言葉を濁す紺野さんに、さんま師匠は
「あ、そういう理由にして事務所辞めたいのか」
こうなったらもう止まりません。紺野さんが言葉を濁しまくって具体的なことを一切言わないため、更にさんま師匠は加速。「親に『辞めろ!』って言われたの?」「おかしいよね、普通親が言うてそうするもんやけどね」、そして「メンバーの人たちとやっていけないと思ったの?」と矢継ぎ早に質問。このとき、藤本美貴さんはボソリと
「居ても言えないですよね」
お前か!?
極めつけに「誰が嫌だったの?」と追求を始めるさんま師匠。更にショージさんも便乗して「ここに書いて」と紙を差し出します。当然抗議する藤本さんと高橋愛さん(と戸惑うばっかりの紺野さん)でしたが、さんま師匠はものともせず
「無記名で」
意味ねぇ。
更に、小川麻琴さんも卒業すると聞いて、どうしてもそっちの方向に持っていきたいさんま師匠は
「あぁ、今内部ゴチャゴチャしてるんだぁ」
続けて「誰が癌なの?」と完全にさんま師匠の頭の中ではドロドロの展開。紺野さんが「ゴチャゴチャしてないです」と言っても後の祭り。さんま師匠は「君ら言われへんわな」と一人で勝手に納得し、「俺が探すわ」と勝手に正義感化し、極めつけに
「悪い膿は出さないかん」
どの立場だよ。手始めに、「この二人か?」と問うと高橋さんが「えっ!? そうなの!?」。お前らどれだけ心当たりあんだよ。
結局、「大学行った方がええわ」という結論に落ち着いたさんま師匠。その理由として「モーニング娘としてチンタラポンタラ生きてくより……」と言いかけたところ、藤本さんが猛然と抗議。
「一生懸命生きてます!!」
じゃあもっとコーナー頑張って。
目指す大学どころも学部も一切具体的に言わない紺野さん。その余りの無策っぷりに「ちゃんと夢持って行かへんねんなぁ」と若干呆れるさんま師匠。が、その理由は「あるけど言えない」というもの(特定されてしまうため)と聞いて、さんま師匠は
「それモー娘が傷付くような……」
どんな学部だよ。
というわけで、恐らく紺野さんにとって最後の出演となる今回。それなのに特に何にも用意してなかったので、気を遣ったショージさんがこんな特典を考案。
「俺の名前で赤坂飯店でチャーハン食べとき」
ショージさんの名前を出せばチャーハンと焼きそばぐらいまでは食べられるそうです。名前が安すぎるよショージさん……。
最後の出演なら言いたいことは言っとけ、と提案するさんま師匠。が、藤本さんは「7 月いっぱいはモーニング娘に居るんで」と拒否。その代わりとして一言、
「居なくなるときは好きなこと言って……」
心当たりがるんですか?
リスナーから「高橋さんはいつも蛇に睨まれたカエル状態なので、同期から見た高橋さんの面白エピソードを」という紺野さんへの依頼が到着。が、考えるばっかりで何にも出てこない紺野さん。ようやく話し出したかと思ったら「舌がダコダコになるって……」で、さんま師匠
「それ聞いた」
聞いたどころか、歌まで作ったしね……。
以降、全く出てこない紺野さんにイライラが頂点に達したさんま師匠は
「大学行く前に言葉の勉強せぇ」
曰く、「明石家学校」に強制入学だそうです。おめでとうございます。
その後も、「喧嘩の内容がしょーもなかったとか……」とショージさんに助け船出しても「普通の喧嘩でした」と話を終わらせてしまうし、トーク的にはどうしようもない紺野さん。しかし、ようやく「愛ちゃんの方がよく悩んで相談してくる」とそれっぽいエピソードを出すことに成功。
しかし、さんま師匠が「でもその内容は大した話じゃないとか……」と助け船を出すと、紺野さんは「いや、大した話でした」と返答、さんま師匠に「大した話なら発表しないで」と言われて見事に終了。紺野さんと高橋さんは「大した話だったね」と目配せするのでした。お前らラジオなんだと思ってんの?
「顔はおぼこいのにナイスボディ」とリスナーに書かれて、「そうは見えない」と割と失礼なことを言うさんま師匠(本人的には「よく言われる」らしい)。そこで、嫌がる紺野さんを「(お前が立たないなら)俺が立つぞ!」とよく分かんない脅し文句で立たせ、紺野さんのスタイルを確認して「ホンマやホンマや」と感心するさんま師匠。
それに便乗したショージさんは、「顔がまん丸なんです」と卑下する紺野さんに
「そんなこと……そんなこと………ホンマや!!」
ショージさん、ノリ方が二時代ぐらい前です……。
スタイルが良いと色んな服が着られる、ということを先日キャバクラで再確認したというさんま師匠。すると藤本さんは「男の人って色んなフェチの人居ますよね」と発言。さんま師匠は「首筋、胸、太股」のフェチだそうです。
そんなさんま師匠に「胸フェチなんてものは見えないじゃないですか」と問う藤本さん。つか、なんでそんなに興味津々? この問いにさんま師匠、
「俺、レントゲンみたいなもん」
何でも、想像で 3 人の胸の絵が描けるそうです。バカじゃねぇの。
藤本さんは「肘から手」のフェチ。筋肉とか血管とかが良いらしいです。それを聞いたさんま師匠、突然「ふぁっ! ふぁっ!!」と奇声を上げ、(恐らく)胸を叩いて一言。
「パッションや」
藤本さんは「やめてください」。あ、こういうんじゃないのね。
紺野さんは「声」。「ドキッとする声」「ハスキーというか……」と言ったところでさんま師匠、
「それ俺やないか」
そんでもって「遠回しにヨイショしやがって」。一人で勝手に解釈されて、意味の分からない叱責を受ける紺野さんかわいそうに。
高橋さんは「猿顔」。それを聞いたさんま師匠は、「梶原、岡村のライン」と断定。更に「この中で言ったら玉井やろ?」と推測します。が、さんま師匠がそうやって一人盛り上がってるところで高橋さんは一言、
「でも、ショージさん好きです私」
どさくさ紛れに告白されちゃいましたよショージさん。
「俺、赤なる準備してたのに……」と落ち込む玉井さんの代わりに、どさくさで愛の告白(おい)をして真っ赤になる高橋さん。もう〜愛ちゃんか〜わいー!!(トミー風)その高橋さんから告白受けたショージさんにさんま師匠は
「お前、風吹いてるんちゃう?」
因みに、さんま師匠本人は風どころか突風が吹いていて、10 代の女の子に交際の申し込みを受け、 2 時間待ってから電話して
「うわ、ホントに掛かってきた!」
と言われたそうです。ってか、さんま師匠もその女も頭おかし過ぎると思うぞ。
そんなわけで、さんま師匠曰く「高橋風」が吹いて告白されちゃったショージさんは、そのお返しとして
「赤坂飯店で好きなもの食え」
玉井さん「『ドラマ出してやる』とかどこ行ったんですか?」。ショージさん、地味に舞い上がってます。
そんなわけで、玉井さんを持ち上げようとしたところで突然の告白という、さんま師匠曰く「桂馬みたいな動き」をした高橋さんと、さんま師匠曰く「武器が赤坂飯店しかない」ショージさん。この二人に何か進展があると良いですね。取り敢えずは、赤坂飯店の食事会からだな。頑張れ高橋さん、斉藤アナなんかに負けるな!(?)
ヤン土ボケ講座 featuring ショージのコーナー
恐らく、人生で最後のこの手のコーナーになる紺野さん。そこで、ショージさんは「社会に出たときに活かしてね」とアドバイス。すると藤本さんは嘲笑混じりに
「どこで?」
お前はそんなんだからいかんのじゃ!
内容は、全く今までの成果が出ない高橋さんと藤本さん、不調続きのプロ・ショージさん、そしてそもそも全くボケられない紺野さんという最悪カルテットで全体的に絶不調。あまりにもダメなので、最後の最後で繰り出された紺野さんの
「いつも以上に頭がどんがらがっしゃん」
というどうしようもないフレーズがフューチャーされる羽目に。さんま師匠は他に誉める部分もないので「流れのセンスは無いけど、言葉のチョイスは良かった」と誉め、そして
「これで心置きなく芸能界、辞めていけ」
こんな締め?
こんな感じで最後の体験を終えた紺野さんにさんま師匠はこんな言葉を贈ります。
「大学でもしバッタリ会うたら」
どういう状況で?
「 2 、3 、合コン出来るメンバー揃えとけ」
最後あんたの欲望かよ!
リスナーを癒せませんのコーナー
コーナー開始早々、
「最後やから、マネージャーや他の二人にどう思われようが、本性を出せ!」
と紺野さんにアドバイスするさんま師匠。曰く、
「昨日の 19 歳のお姉ちゃんはすんごい色っぽい声出せるもん」。
バカじゃねぇの。
「これ好き」という台詞が「コレスキー」というロシア人にしか聞こえない高橋さん、「こうして居たいの」という台詞が筆舌に尽くしがたい普通さで思わずさんま師匠が噴飯してしまった紺野さん、「脱いじゃった」という台詞が確信犯的にフツーな藤本さん。一周目がこんな感じだったため、イライラが募って二周目に高橋さんが勝手に男役アレンジを加えたことにとうとうキレたさんま師匠、
「灰皿投げるぞ!」
それ事件になっちゃうから。
そんな高橋さん、さんま師匠の実演をその場で即実行、お陰で殆ど話を聞いていません。それにまたキレたさんま師匠が「全部聞いてからやれ!」と注意すると、高橋さんは必死な声で
「すぐに吸収したいんですよ!」
それにしちゃすぐ乾くスポンジですね。
二周目の紺野さんの「やだ、恥ずかしい」という台詞は、さんま師匠は「なめとんねん」、いつものように「かわいかったよ」と誉めた高橋さんに「誉めんな!」とキレていましたが、個人的には脳味噌融解級かわいさだったので満点です(は?)。
カラオケBOXさんちゃま
「女子かしまし物語」の替え歌で女性陣 3 人による「明石家恐ろし物語」。元々が紹介ソング(?)なので、かなりの完成度でございました。
因みに各個人のネタは、高橋さんはじゃけんで勝ったのに後攻を選ばされたこと、藤本さんはサッカーの話ができないこと、玉井さんはうんこを我慢し続けて体が震えたこと、ショージさんはさんま師匠にコソコソしてたことをあることないこと付け足されたこと。紺野さんは無かったので、ショージさんパートのみ歌ってらっしゃいました。
因みにこの「女子かしまし物語」には色んなバージョンがあるらしいです。それを聞いたさんま師匠は、
「タレントさんを斬ったりするわけ?」
どんなアイドルだよ。
エンディング
今週のリスの日のキーワードは「さんまさんが一番怖いのは森以蔵」。なんでもえらい呑みやすい焼酎だそうです。更に家では「まゆこ」という焼酎も愛飲しているらしく、曰く
「まゆこ優しいんですよ」
酒に優しくされないで下さい。
ラスト 10 秒ちょいを最後の挨拶として与えられた紺野さん。が、「楽しかったです。ありがとうございました」と寒気がするぐらい普通のことを言ったため、さんま師匠が(多分)もの凄く怖い顔で「なかなかええこと言わんね」と忠告。
これを受け、焦った紺野さんは、急遽付け加えて一言。
「もっとお笑いを勉強……プロから学んだので、大学でも活かしたいと思います」
最後までこんな無理させんでも。