「さんまのまんま」

 ゲストは藤川優里

 あまりにも隙だらけだったお陰で、さんま師匠の突きが響きすぎるぐらい響き、さんま師匠の素人相手のときの強さを再認識させる、なかなかの傑作回で御座いました。

 よせばいいのに、さんま師匠の一挙手一投足に反応を返そうとした所為で、丁々発止でボロを出すという奇癖の持ち主藤川さん。僕はこの人、初めてテレビで観ましたけど、大丈夫ですか?

まずはジャブ

 八戸土産のサイダーをどぼどぼ注ぐさんま師匠、

藤川「……こぼれてます」
さんま「……知ってます」

匂い

 サイダーのバナナ味に対し、「バナナの匂いがしない」と言ったさんま師匠に

藤川「しますよ! 絶対する」
さんま「しないじゃないですか」
藤川「いいから!

アピール失敗

 サイダーを「焼酎で割ったらがばがばいってしまう」とさんま師匠がコメントした瞬間、カメラに向かってポーズを決めて

信販売できます!

でも撮ってるのは別のカメラでカメラ目線失敗。

謙遜するなら最後まで

 土産の写真集を見ながら

さんま「ようこんなポーズ取れますねぇ、素人なのに」
藤川「……そう言えばそうですね
さんま「こんなんおかしいも〜ん」
藤川「だって女の子だもん!

はい?

そういう問題ではない

 写真集を更に見ながら

さんま「(真似ながら)水辺でこんなんおかしいよー」
藤川「水辺以外もあるって!
さんま「ね、僕がやるとおかしいの分かるでしょ?
藤川「……はい」

どっちもどっち。

うるせーよ

 「青森の人は、俺みたいなおっちょこちょいは無理なんでしょ?」という問いに「引っ込み思案なんですよ、私みたいに」と嘯いた藤川さんに

さんま「(写真集)もう一度 1 ページから見てみようか?

目的はなんだ

 自分から紹介した「八戸産の鯖しか使わない大阪のお寿司屋さん」について、

さんま「有名なお店なんだ?」
藤川「はい……有名かな?
さんま「……あんた、性格直さなあかんとこいっぱいあるよ

無理問答の末に

 「 B 級グランプリで万年 2 位の正真正銘の B 級グルメ」らしいせんべい汁理解できないさんま師匠、

さんま「せんべい入れる必要無いやんか」
藤川「せんべいは……パスタみたいな、そんな存在です
さんま「なら、うどん入れても良いってことだ?
藤川「いや、せんべい入れないと!」
さんま「え?」
藤川「……意地悪

何だその結論。

対して

さんま「勢いで結婚しますよ?

恐ろしい脅し。

地元民は納得してるのか

 「黒にんにく」を差し出して

さんま「あ、これ八戸なんだ!」
藤川「八戸の隣辺り……
さんま「八戸じゃないんだ……」
藤川「友達なんで、みんな

そりゃそうだ

 「せんべいを焼くセット」を差し出されて、

さんま「これ(せんべい)作んのか!」
藤川「そうです!」
さんま「これ(せんべい)買うよ!

納得。

藤川「さんまさん焼いてみたいでしょ!?」
さんま「みたくないよ〜」
藤川「はぁ!?

珍しく

 話題が結婚に至り、

藤川「さんまさんは結婚は?」
さんま「俺、するよ。俺、君嫌やで
藤川「いや違くて違くて!!
さんま「君みたいな気の強い子、二度と嫌

一度目は……。

ジャーマン

 父親の県議会議員選落選から自身の当選までの道のりについて、

藤川「語れば長い話なんですけども……」
さんま「語れば?

訊いてない

 「政治ができる人と選挙が強い人は違う」「権利の行使には大きな責任が」と真面目な話をしたら「は?」の一言で話を終わらせられて

藤川「今、ちょっと政治家モードになったんですけど……」
さんま「何が?
藤川「……」
さんま「(笑って)絶対幸せになられへんと思うで」
藤川「だから、テレビ上です
さんま「(何故か黒にんにくを潰しながら)もっと女女した方がいいんじゃないの?」
藤川「私にだって大切にしてる恋ぐらいありますよ〜

何を突然?

それは無理だろう

 当然食い付きまくるさんま師匠に、「次の話を……」とか「まぁ、今度……」とか逃げていたけれど、

さんま「政治家とかじゃないの?」
藤川「まぁ……農家……
さんま「あ、農家の人!」
藤川「まぁ、冗談ですけど

人生の説教

「何でそんな冗談を言うの?」
「僕も冗談ばっかで生きてきましたけど」
「冗談言っちゃいけないときがあるの」
「それが、

さんまはいつも一枚上手

 さんま師匠の「美人議員は少ない」という決めつけに

藤川「居ますよ」
さんま「例えば?
藤川「……居ますよ」
さんま「例えば?
藤川「いや、名前出したら迷惑かなって……」
さんま「迷惑ですよ、入らなかった人が迷惑ですよね

何故そこは正直だ

さんま「有名になったからデートもできないでしょ?」
藤川「できますよ!

明石家流誘導尋問

さんま「普段、変装なんかしたりするわけ?」
藤川「変装はしないです」
さんま「けど気付かれないんだ?」
藤川「はい。地元だと流石に気付かれますけど東京なんかだと」
さんま「東京でデートしてるんだ
藤川「はぁー!
さんま「こっちが困るわ! 上手くかわしなさい!

自爆。

何をどうしたい

 「外ではつなげないから、家でいっぱい手をつなぐ」というさんま師匠に「いただきです!」とはしゃいだ後、

さんま「あなたもつなげないんだ?」
藤川「繋いでますけど?
さんま「あれ?」

総評

「あんた無茶苦茶ですね今のところ
「あるときは向かってあるときは引いて、精神状態おかしいですよ今日

宣伝ボケ

 「毎日せんべい食べて……冗談ですけど」という無理ボケをして

藤川「せんべいに持ってきたいじゃないですか」
さんま「……感じ悪

何で?

 ウミネコが名物の寺を紹介する際、「さんま師匠の引き笑いはアホウドリと同じ周波数」と聞いて

藤川「悔しいのでウミネコの真似頑張ります」

取り敢えず

 「大学は東京」と聞いて、そこでの付き合いを追求するも、今度は「秘密です」と逃げられて

さんま「乾杯!

 落ち着いたらまた出て下さい。