オリジナル・ラブ「SUNNY SIDE OF ORIGINAL LOVE」

SUNNY SIDE OF ORIGINAL LOVE

SUNNY SIDE OF ORIGINAL LOVE

 興味本位なのですけど、「接吻」って、ライヴでやるときはどうやって終わらせてるんでしょうか。普通にぶった切ってお終い?それともrit.?ちょっとだけ気になるところです。

 今までオリジナル・ラブはそんなに真面目に聴いてこなかったので、本格的に聴くのはこれがほぼ初めてみたいなもんなんですけども、取り敢えず一聴してまず驚いたのはその“リズムの立ち方”。とにかくリズムが強くて細かく、下手したらメロディよりも前に出てるんじゃないか?と思うほどの立ち方。

 それはもう、「ノリ」という言葉がガッチリピッタリくる立ち方で、とにかく気持ちがよいのです。多分、これを外で大音量で鳴らしたとしても、遠くからでも気付けるんじゃないでしょうか。それぐらいリズムが強いです。

 そこに乗るメロディが美しいのは言うまでもなく、割とサウンドがシンプルだったのが意外でした。もっとシンセとかガンガンに鳴っているかと思っていたんですが、予想以上にバンドサウンドが根底にしっかりあって、その上でシンセ等が上乗せされている、という印象。ただ、曲調の幅が恐ろしく広いので(下手したら一曲の二種類の曲調等もある)、その“根底の在り方”みたいなのがいちいち違うのが凄いなぁーと。

 とにかく面白い一枚でした。聴く度に何かしらの面白みを見付けられて、もの凄く賞味期限の長い一枚。