「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」


 東野ドッキリ。山崎と東野でパイ投げ対決をさせるも、ラスト 5 分でテープトラブルが……というもの。

 ですが、企画の肝はドッキリそのものではなく、もう何年振りか分からない、トラブルの所為で埋まらなくなった尺を埋めるため、という口実で東野にやらせた「セニョール東野」のネタであります。しかも客入りで。

 「セニョール東野」というのは、昔東野がピンでやっていたネタで、体操ルックの東野がハイテンションで悩みハガキに答える……というもの。僕自身は生まれて初めて東野のネタを観たのですが、本番前にチラッと流れた映像に比べてテンションが 80 %減だったのが笑いました。昔の映像でははち切れんばかりの笑顔なのに対し、今回は「ものすっごいムカついてる顔」(by 浜田)。ネタ自体も、基本クネクネしてるだけというとてつもないもので、改めて東野すげーと思いました。

 全てが終わった後、いつも通り「大成功!」の札を出す浜田に向かって東野が言った「何を以て成功やねん」が一番面白かったです。ネタ後でボロボロの東野は言いたい放題。「もっと転がせ、DXではもっと暖かいじゃないか」「君ら(ダウンタウン)は出来る子の筈や」……。外へ出て、エレベーター待ってただけのガキメンバーに「やっぱり優しいやん!」と飛びつくぐらい追いつめられてた東野なのでした。