「ミドル3」

 始まっていきなりケツのアップ連発だったけど大丈夫か。最近のテレビは、規制が厳しいんだか緩いんだかよく分かりませんな。

 今回の「ミドル3」は、銭湯でのフリートーク東野幸治とのトーク若槻千夏と一緒に 90 年代の私服チェックの二本柱。銭湯で番台に居た福下恵美は、「くりぃむナントカ」でのアシスタントオーディションのお陰? 違うか。

 面白かったのは東野とのトーク。こうやって、東野が明確に「先輩」として真ん中に居ること自体そんなに無い(あっても「やりすぎコージー」みたいに今田と一緒のことが多い)し、その上メインで色々べらべらと喋ってるシチュエーションもそんなに無い、珍しだらけの映像がまず面白かったです。

 お陰で、トークの内容は大分えげつなかったですが、またそれもおかし。ただ、「嫁を笑いにしてしまうから家庭がダメになった」(大意)って話は、笑いながらもこれは結構深い話だなー⋯⋯などと思わされてしまいましたが。

 東野曰く、東野や宮迫のように(そして恐らく有田も)奥さんを目先の笑いのためにネタにするタイプと、三村や蛍原や上田のように(そして恐らく大竹も)奥さんを笑いに持っていかないタイプでは、大きく言うと円満度が違うらしい。実際、三村は奥さんを一回笑いにしたところ、奥さんに号泣されたらしい。

 そう言われてみると、パッと思い付く芸人は大体その法則に当てはまっていて、結構的を射ていることに気付き、東野のトークで笑うよりも先に感心してしまうのでした。悔しい⋯⋯(何で?)。これから結婚する芸人さんは、目先の笑いに惑わされないようにすると、みんな幸せになれるという、先輩からの教えでした。まぁ、目先の笑いに溺れまくってもさんま師匠のように不思議〜な関係になることも稀にあるのでしょうけど。

 ファッションチェックコーナーは、単純にセンスの問題で笑いにされてる中で、唯一間違ってレディースを買って無理矢理着ている有田が最高でした。気付いてんのに着るなよ。