Yes「Yesshows」

 Yesの70年代後半のライヴを納めたライヴ盤、だそうです。

 だそうです、というのは実は恥ずかしながらYesに関する知識は皆無だから。この盤を持ってるのも、中古セールの数合わせとして買っただけだし、その上輸入盤だったので、Yesに関する情報は何もなく。ジャケットは、もの凄く抽象的で、メンバーの顔さえ載ってないし。

 聴いてみたら聴いてみたで、「よく分からない」の一言。インプロヴィゼイションっぽい演奏が延々と続いて、圧巻は圧巻なのですが、「じゃあ何?」訊かれると何も答えられなくなる、というか。

 7曲入りにも関わらず収録時間が100分近いことを見ても分かるとおり、一曲一曲が長い。というより、1枚全てが1曲のような、一種「交響曲」的な趣があります。途中、観客の声が無いといつまでも曲が続いているような感じがします。曲が変わっても、イメージはずっと一緒のような、そんな感じ。

 パワーが凄いのはよーく、っていうか聴けば多分誰でも痛いほど、分かると思うのですけどそこから先が、問題なんでしょうね。今のところ僕は、「分からない」人です。無念。取り敢えず、インプロヴィゼイションを如何に聴けるか、が勝負か。