「 R-1 ぐらんぷり 2008」

 知人にビデオ貸して貰ってようやく観た。まぁ、寝過ごすようなクズ野郎に何を語る資格も無いし、そもそも激しく今更なので特に云々致しませんが、2 組だけ身の程も弁えずチョロっと書くことをお許し下さい。

  • 鳥居みゆき
    • 「まーさこちゃーん」と迫るおじさんの顔演技が異様に上手いので、一瞬本気でビクッとするよ。
    • オーラス(?)の「そぉーれ、ヒットエンドラーン!」の「そぉーれ」の部分が尋常じゃない気合いの入り方で、「ンンそぉぉぉぉぉぉぉおおおおれえぇぇぇぇぇ!!!!!!」な感じになってたのがあまりにもカッコ良くて痺れた。「これで終いだ!! その眼に焼き付けるが良いわ!!」ぐらいの。
    • でも、「これで終いだ」ということが明確になるぐらい順序立てて構成されていて、キャラクターに反してネタ作りに関しては真摯且つ真面目なんだろうなぁ、ということが伺えて好感を持ちましたよ。
  • 中山功太
    • 何か、「ゲンセキ」以来関東ではトンと見掛けなくなった気がするんですが、僕のチェックが甘いだけ? まぁ、クズ野郎ですからねどうせ……。
    • 久々に観たら悪いところばっかり成長してて戦慄を覚えました。
    • ネタ自体が微妙なのはまぁしょうがないとしても、あの流れるような喋りは一体何なの!? 「流れるように」というのは「流暢」と言う意味では決して無く、文字通り言葉がどんどん流れて行ってた
    • ゲンセキ」の頃から表情のパターンが少ない演技だったけれど、それに加えて原稿をそのまま読んでいるかのような無感情なトーン、更に明確な「ボケ」が説明文と同じトーンで喋るのでどんどん言葉が平坦になっていき、最終的にスルスル〜と流れていく。正直恐怖すら覚える出来でありました。
    • さんま師匠はよく「(言葉を)立てて喋れ!」的なことを言うけれど、中山には是非この言葉を贈りたい。どんなに高度なボケでも、理解するしない以前に伝わってないんじゃ意味無いと思うんですが。
    • 「俺は最高のホンを書いてたのだ!!」という自信ばっかり垣間見えて、それを伝えようとする努力が全く垣間見えないのは、僕としてはどうにも理解し難い。

 以上、過去からのタイムトラベラーでした。