(新)「鉄板少女アカネ!!」

 堀北真希さん目当てで視聴。因みに原作は未読。

 で、そのあまりのくだらなさにビックリ。この場合の「下らない」は「くっだらねー!」の「下らない」ではなく、辞書通りの意味です。「美食家が侮辱」「店を売られる」「借金いっぱい」などなど、数々の恐るべき陳腐な設定にちゃんとした道筋も用意せず、その場限りの盛り上がりに終始。無意味に長い説明台詞の連発の割に、内容は一瞬。ところどころにあるギャグらしきものは悉く上滑り、繰り出される展開は全てどこかで見た光景。 1 時間ちょっとなのに 3 時間ぐらい経ってると思わせるようなスピード感の無さ。

 久々だなぁ、こういう一切覇気の無いドラマ。原作もこんな感じなんでしょうか。正直、本気で堀北さんのスカジャン姿ぐらいしか良かったところが無いのですが。「熱くて悪いか!」ってドラマ自体が熱くないんだからどうしようもない。

 あと、僕が「お好み焼き」に対して「何が美味いんだか分からない」と思っているような人間で、鉄板の上で焼かれているお好み焼きを見ても、「美味しそう」と思う前に「うわぁ……ギットギト……」と思ってしまうのも影響しているのかも知れません。っていうか、「鉄板少女」なのにお好み焼き以外はやんないの? 冒頭だけ?

 まぁ、そんな感じで潔くリタイア。堀北さん見たさに録画してしまう可能性はありますが(あるのかよ)積極的にはまず観ないです。