「魔弾戦記リュウケンドー」

 「光線を受けると悲しくなる」って、なんか特撮というよりアンパンマン」みたいな設定だな。ハ〜ヒフ〜ヘホ〜〜。

 ベタな話ではあったけれど、「悲しくなる光線」を受けてひたすら泣いて、戦闘中も泣きながら戦うリュウガンオーは面白かったし(「この……悲しみを……怒りに変えて……グスッ」は笑った)、リュウジンオー気持ち悪い笑顔も面白かったし、それなりに楽しめた回。

 何より、「子供達を守るため、生身で怪人に立ち向かう」というシーンは、久しくどの特撮でも無かったシーンなので単純にグッと来た。それでやられそうになると、子供達がボール投げて助けてくれるとかさ、ツボ押さえてる。欲を言えば、「子供達の前で変身」をしてくれれば(「仮面ライダーSPIRITS」の一文字みたいに)より燃えたのになぁ。

 最後、リュウジンオーがもの凄くぎこちない顔で商店街の人たちに挨拶するというオチも良かった。 1 話のまとまりとしては、ここ最近では一番良かったのではないでしょうか。

 ただ、モロにダンボというやる気が無さ過ぎる怪人デザインはどうかと思いましたけど……。