「牙狼〈GARO〉」

 麿赤児さんと白コートの会話劇と、それに伴う白コートの自問自答。こういう地味だけど、キャラ描写が中心に来る話は、個人的にはかなり好き。こればっかりは嫌だけどね。

 そんなわけで、黄金騎士への変身どころか、ホラーさえ出てこなかった回だったわけだけども、白コートがようやく自分の気持ちを正直に話したという意味で重要な回であった。最後の表情も良かったし。ただ、惜しむらくは今までの話の中で、それを決定付けるようなエピソードが無かったことか。いや、「そうなんだろうなぁ」と思わせるシーンはいっぱいあったけど、それも何だかいつの間にか、って感じだった。

 まぁ、それはそれで合ってるんだけど、そこは何か一話、「俺はこいつが大切だ」と確信したエピソードを入れといて欲しかったなぁ、と思う次第。

 それにしても、麿さんは偉大だ。存在感が違いすぎる。妖怪みたいだったよ(失礼)。あんだけ「ふわっはっはっはっは」という笑いが似合う人もそうは居まい。白コートもあれぐらいの存在感出せるよう頑張ってね。