「お台場明石城NOMAD」

 朝妻・朝倉の通称「ダブルモーニング」による「芸リー」の試作……だったのですが、登場からいきなり隠れながら登場するさんま師匠。その理由は、直前に収録を終えたばかりの「芸リー」がとんでもない出来だったことに起因します。あまりにも酷いので、ダブルモーニングは出演者全員に飯を奢る約束をさせられたそうです。

 収録を観た水口さんは「絶句」、港さんに至っては「ダメの見本みたい」と散々な評価。さんま師匠も一切フォローせず、「編集に頑張って貰って」と試写無しのオンエア逃げすることに。オンエアする直前、さんま師匠は一言。

ミュージシャンのPV流れてたら嫌やな

 さて、その「芸リー」。スタジオに上島竜平、中川家フットボールアワーますだおかだ麒麟安田大サーカスが揃い、それぞれにあらゆる「説」をロケで検証して貰う、というもの。まずはフットボールアワーが岩尾曰く、「ヨゴレの限界に挑戦」という「時速 80 キロの風圧はおっぱいの感触?」を検証。プレゼン段階から朝妻が推していた、この検証こそが全ての元凶です

 その内容は、おっぱいのヘルメットを被り、本物のおっぱいを触ってから車の屋上に乗せられ感触が同じだったら「○カップー!」と叫ぶという何重にも「最低」が上塗りされた最低企画。そこに加えて、岩尾の触り方が汚いとか、「最低」はどんどん上塗りされていき、VTR明けにはさんま師匠は「関西ローカルの深夜 3 時過ぎ」「絶対ゴールデン行けない」、フットボールアワー・後藤は「APの方がおっぱいのヘルメットを持ってきたときどんな気分やったと思うんですか!」とちょっとした悲壮感が漂っておりました。

 しかも、今回の放送では検証これだけ。他の芸人達が「俺ら何しに来たんですか!」と暴れ、さんま師匠が「不完全燃焼やよね」と呆れ、色んな意味で地獄絵図。正直、「お台場明石城」で久しぶりに誉めるところが見つからない企画となりました。しっかりしろよ、ダブルモーニング!