「牙狼〈GARO〉」

 アクション! アクション!! マーシャルアーーーツ!!!(いや、知らないけど)

 正直、話の方はあって無いようなもんだったけど、それを補って余りあるアクションの洪水。まず、素手の格闘に始まり、チャンバラ、ワイヤーアクション使った縦の殺陣(シャレじゃないよ)、極めつけはCG鎧の落下しながらの殴り合い。これを延々 10 分以上ですよ。いつもの妙なカメラワークや、動きの段取り臭さも殆ど無く、もう胸焼けするぐらい満足でありました。

 そんなんなので、視覚的に満足すぎて他の部分はどうでもよくなるような回だったのだけど、ひとつ言うならあの黒コートのキャラがブレ過ぎてて「ん〜……?」とはなった。「何か信念を持って行動している」というのは良いんだけど、それを余りに顔に出しすぎ。その割に、白コートに特に明確な理由無く突っかかるし、演出の問題なのか、役者の問題なのかイマイチ判然としないけれど、そこにすごーく違和感があった。

 例えば、ホラーを封印(?)するところぐらいは、すげー涼しい顔でやって欲しかったな、と。涼しい顔でやり続けて、体力が落ちたらちょっとフラつくぐらいが丁度良いと思うけど。上のアクションのときもそうだけど、いざ動くと顔が必死になりすぎてて、なんか器のちっちゃく見えてなんか妙なんだよなー。そういうキャラだってんなら、しょうがないんだけど。ん〜〜……。

 来週はまたホラー退治路線。またなんか怪奇っぽくて楽しみ。