「人志松本のすべらない話2」

 去年末の特番での、バッドボーイズ・佐田を除いたメンバーにメッセンジャー・黒田を加えての第二弾。

 やはり続き物なので、どうしても前回と比べてしまいますが、個人的には「すべらない話」そのものは前回の方が破壊力があった気はするものの、番組としたら今回の方がずっと良かったです。

 前回放送で僕がとにかく気になったのが「すべらない話をし終わった後の、『すべらない話』からフリートークに発展しないために生まれる気持ち悪い間」だったのですが、今回はそこが上手い具合に編集でつままれていましたし、合間合間に素人(と若干名のタレント)による別場所での「すべらない話」が挿入されてて、大分気にならなくなってました(それでも若干は残ってたんですが)。

 それに、一回だけではありましたがメッセンジャー・黒田が松本からの質問に答える形で、サイコロに関係なく話を披露する場面もあったりして、少しずつ番組としてブラッシュアップされていくなーと偉そうに思ったりしました。

 ただ、同じメンバーで続けるのは辛そうなので(「面白い実話」がメインである以上、限界はあるというのは前回との破壊力の違いから明らかなので)、随時入れ替えつつ、今後も続けていって頂けたらと思います。

 個人的な今回のMVPはメッセンジャー・黒田。「おかんの痔の話」が強烈でした。千原Jr.の靖史の話も凄かったのですが、既に若干反則の感があるので。「楽屋でスポーツ新聞広げながら大声で野球談義を一人でしていた」とかもう「すべらない」とかのレベルじゃない。

 最後の最後で、「これは危険や!」「勘弁して!」と中止してしまった松本の「ある寒い日の話」がもの凄く気になります。豪快にすべってホストとして見本を見せておけば良かったのに……(他人事)。

(追記:メールで指摘されて、今一度確認したら、別に最後の松本の話は新しい話じゃなかったですね。「同じ話をもう一回」のパターンを途中で諦めた形でした。すいません)