「美少女戦麗舞パンシャーヌ」

 あの……これは一体何?

 想像していたものが何一つ入ってない、有る意味衝撃の作品だった……。いや、「美少女仮面ポワトリン」とか観てた人はもしかしたらもの凄く感銘を受けてるのかも知れないけど、「ポワトリン」放送当時は「女の観るもんなんか観てられっかよ!」って感じで全く観てなかったので、正直何が何だか分からないまま 30 分が終わった

 まず、怪人やら CG やらがド級に安い。怪人のスーツは東急ハンズで買ったのか!? と言わんばかりの安さだし、CG は初心者用 CG ソフトのサンプルか!? と言わんばかりの安さ。これがまた、「リュウケンドー」みたいに「頑張ったけれど、安くなっちゃいました」的なものだったら分かるんですが、まず間違いなく故意だからタチが悪い。

 またストーリーも凄い。「元美少女戦士が、神様の脅迫を受けて再び変身」「神様を追っていた怪人は実は宇宙人で、亭主に『太った』と言われて家出」「神様はダイエットマシーン業者」「宇宙人は買わされたのに痩せないとお怒り」「パンシャーヌもお怒り」「で、神様を追いかけて懲らしめて終了」。

 何これ?

 ところどころにギャグが挟まれているのだけど、ことごとくテンポが無いし、キャスティングの意図が全く以て不明のシャカ・大熊と猫ひろしも、キャスティング意図不明っぷりが全開。勿論、カッコイイアクションなど望むべくもなく。

 もう面白いのかつまらないのかすら分からない、久々にカオスな作品。いや、最初にも書きましたが「ポワトリン」とか観てた人は「うわー! 懐かしい!」みたいになるのかも知れないけど……分からん。まっっっったく分からん。