「魔弾戦記リュウケンドー」

 「布川敏和」という謎すぎるキャスティングには言いたいことがたーくさんあるんですが、取り敢えずマスターリュウケンドーの造形はなかなかカッコ良かった。まぁ、多分マントに誤魔化されてるんだと思いますけど。やっぱり、はためくパーツってのは重要よね、ヒーローにとって。仮面ライダーのマフラー然り、快傑ズバットのマントしかり(そこ?)。

 話的には、クライマックスに向けての前振り(この作品にクライマックスなんてものがあったのかと思ったけれど)でどうってことはなかったけれど、「いつもはアイテムの相棒が一時的に人化」という設定を活かしての「共闘するヒーローと生身の主人公」というシーンを作ったのは大いに拍手。ここばかりは「お前分かってるなぁ!」って肩叩いてやりたくなったね(誰を?)。

 ホントはもっと主人公が傷付いたりしつつも、「ドラゴンボール」の親子かめはめ波よろしく合体技でも決めてくれれば文句無かったんだけど(そうすれば究極フォームにも繋がりそうだし)、まぁそこまではやらないところがこの作品らしいとも言える。

 だからこそ来週からのクライマックス編はどう考えても盛り上がらないと確信めいたものがあるわけですが、それでもまぁ何か楽しいことがあれば良いなぁ。