「仮面ライダーカブト」

 あぁ、ハイパーカブトについてはもう少し説明すべきであったなぁ、と今回思う。というのも、ネイティブが死んだ際、何故ハイパークロックアップで時間を戻さないのか? という疑問が晴れないから。ガタックはそうやって助けたわけだし。

 理由を付けようと思えば「クロックアップは体に負担が掛かるので、暴走状態で傷付いた体では無理だった」とか、「戻せる時間は決まっている」とか、色々補完のしようと思えば出来ないことは無いけど、やっぱもう 1 シーン欲しかったよなぁ。結局、何しに来たんだか全く分からないホッパー兄弟出すなら、そのシーン飛ばして、ワームを掃討した後、

加賀美「そうだ、ハイパークロックアップで時間を戻せば立川も……」
天 道「それは……無理だ」
加賀美「何でだ!」
天 道「(以下理由)」

という感じのシーンを入れてくれれば良かったのに。暴走話に時間を掛けたいのは分かるけど、このハイパーフォームの無意味なぐらいの圧倒的性能の制御はどこかでしないといけない気がするけどなぁ……。

 それはともかく、本筋の方はまた急展開。ま、「暴走」とかは唐突な感が否めないけれど、取り敢えず久々に登場した本田博太郎さんの相変わらずの存在感で大体は満足。「日下部くん」って言ってたけど、つまり殺され、擬態された天道の両親がそもそもの発端だったってことかね。どうせなら、「おばあちゃん」がマスクドライダー計画の発案者……とかだったら、今後の「おばあちゃん」登場により期待が高まったりするんだけど。

 他では、やはりあの副官には好感を持ちきれない。神代の「友達の友達は、エブリバディ友達だ」の方がよっぽど好感が持てました。なんかさー、あの副官、いちいちあざといんだよー。「天然なんですよこの子〜」ってひたすら説明されてる感じ。嫌じゃないか、そういうの。

 来週は久々に「潜入捜査」な話。どうせなら、ずっとその方向で話作ってくれれば良かったのにね……とは、今更言うまい。

 それにしても、ズバーンって「知らなくていい秘密」だったのか……酷いよ天道、あんなにキュートなのに……(関係ない)。