「ワンナイ SP 」

 豪華ゲストを多数迎えての 3 時間スペシャル……なのですけど、観たいところだけ観ようと早送りしながら観たら 1 時間ちょいで見終わってしまい残念。何で夜のバラエティのゴールデンスペシャルには大体和田アキ子が呼ばれるのでしょうか。果てしなく謎です。パク・ヨンハのコーナーもなぁ、クロちゃんの半裸だけじゃあ引っ張れないよなぁ。

 僕の「観たいところ」というのは当然ナインティナイン出演部分とさんま師匠出演部分だったわけですが、ナイナイ部分は「チンパンニュースチャンネル」とかで観た予告から想像される内容そのまんまでちょい残念。「じゃあ何やって欲しかったんだ」って言われると困っちゃうんですけど、「宮迫と大喧嘩」「ゴリと岡村がダンス対決」って聞いたら、大体の人はこういう内容想像するよな、というような内容だったのはちょっと。

 岡村がやってる内に徐々にキャラを作っていく過程(「オラ、サルエ!」とか)とか、矢部の驚くぐらい気の入ってないコント演技とかは面白かったですけど、もうちょっと遊んでも良かったのになー。まぁ、あんま無理する所でも無いんですけど、それが視聴者の欲目ってもんです(←勝手)。

 さんま師匠の部分は、予告を観た時点では「遅れてきた『かま騒ぎ』?」と思いましたが、実際はしょっぼいコント企画でした。いやトークそのものは面白かったですけど、途中に挟まる「コントの体裁を保つための映像」が邪魔で邪魔で、しかもその内容も「『結局自分かよ!』と殺意を抱いた」って微妙にシャレになってないし。

 一応簡単に説明すると、「自宅でさんま師匠が何者かに殺害された」というコントがあって、そのきっかけが「恋の修羅 BAR 」という「恋の修羅場を各人どう切り抜けるか?」をテーマにトークや実践(「内P」みたいなアレ)をする番組の収録中にあったんでは? というのが企画の主旨。

 で、その「恋の修羅 BAR」。トーク自体は流石にそれなりに面白かったですけど、結構な人数の芸人(「かま騒ぎ」と同じかちょい多いぐらい?)が居た割に、喋ったのはその半分。始まって大分経ってから後ろの席に安田大サーカスが全員居たことや、長州小力が居たことに気付いたぐらい、一部の芸人(主にブラックマヨネーズ)以外は死ぬほど影が薄かったのが残念。収録だし、「かま騒ぎ」ほどのプレッシャーも無いんだから、もっと広く浅くても良かったのに。

 「コントをやるさんま師匠」という久しぶりの構図や、「ハリセンボンと絡むさんま師匠」という世にも珍しい映像には非常に価値があった(そうか?)と思いますが、上記のような状況だったので「若手と存分に絡むさんま師匠」もあんまり楽しむことが出来ず。「殺意を抱かせるような発言」をしなきゃいけないという縛り(事故か故意か関係無しに)を意識させようとしてくるのがすげー邪魔。こっちは純粋に喋り合ってるのが観たいの! どうせ普通にやったって殺意抱かせるんだから!(えー)

 ……とまぁ色々書きつつも、結局、このスペシャルで一番面白かったのが最後の犯人役の平畠と死体役のさんま師匠の絡みだったと思う僕は変でしょうか、と訊きたいだけなのでありました。だってさぁ、

平 畠「(俺がワンナイにあんまり出ないのは)お前が『ぐっさんおもろい!』って言いまくったからだ!」
さんま「 FAX ルーム結構おもろかったよ
平 畠「何でそれを言わんねん! 言いまくってれば今頃『踊る!平ちゃん御殿』とかやってたんちゃうんかい!

こことか腹抱えて笑ったんですけど。平畠のレアポケモンっぷりに惑わされてるんでしょうか。でも、平畠って CS 放送とか地方局にレギュラー持ってますよね。それアピールすればいいのに。ショージさんの「琵琶湖放送」みたいに(それと同じなのか?)。