「インパクト!」(終)

 最終回だったのかよ!!

 というわけで、最後の今週の大竹の挨拶。

永遠の 19 歳から 20 歳、大竹です」

 インパクカップ後編で、面子・審査員ともに変わりなし。

 準決勝第一回戦は カナリア vs ハイキングウォーキング。オーソドックスな漫才を見せたカナリアに対して、相変わらず「出来ると言って出来ない芸」推し(今回は「ヘリウムガスを吸っても声が変わらない」)のハイキングウォーキング。何? 勝負する気ゼロ? 33 vs 28 でカナリアの勝ち。

 準決勝第二回戦は 平成ノブシコブシ・吉村 vs アイパー滝沢脇鳴らし極道漫談の対決。三村曰く「インパクト!』でしか生まれない」。吉村が段々体全体で疲弊している様子が哀愁です。40 vs 21 で吉村の勝ち。吉村の勝利の弁「こいつはマズイですね」。三村の審査員コメント「アイパーに気ぃ使った部分もある(放送ギリギリだから)」。

 三位決定戦は ハイキングウォーキング vs アイパー滝沢。三村が気を遣った意味ゼロです。大竹曰く「 3 位決めて意味あんのかよ!」。極道漫談と、ペプシ一気飲みの対決。というか、ホントにそれでいいのかハイキングウォーキング。 18 vs 43 でアイパーの勝ち。

 アイパーが歌の中で歌った「倉田さん」( 8 代目になったらしい)が誰かを訊く Mie 。アイパーは「倉田さんのことは聞かない方がいいです」と答えますが、Mie は

倉田さんに捕まるよ?

お前何知ってんだ!?

 決勝は カナリア vs 平成ノブシコブシ・吉村。カナリアは決勝でシュールコントという新境地を提示。それに対し、既に脇が真っ赤っかな吉村は「もし、小林旭がコンビニ店員だったら」という全く流れに乗ってないモノマネただ歌うだけの「ルビーの指輪を披露。どういう対決だよ。試合後の吉村の弁「決勝、脇守った戦い方しちゃったんですけど……」。

 18 vs 43 で、見事に吉村が優勝。何だか、凄くこの番組を象徴する優勝者だと思いました。吉村の優勝の弁、

まさか脇がここまで伸びるとは!

大竹「結果、何だこの大会? って感じ」。

 最後は全芸人が登場し、その前で三村が一発芸( 「10 年後の風太くん」)を披露、見事にスベッて終了。「インパクト!」というタイトルに何の偽りも無い番組でありました。有望な新人から既に末期な新人まで、色々なタイプの芸人を観られる、特殊な意味で有り難い番組で御座いました。あと、黒髪にしてからの杏さゆりがひたすらナイスだったことも挙げておきたいと思います。ありがとうございました。半年に一回ぐらいでいいので復活してくれること希望。