「結婚できない男」

 お好み焼きを一生懸命かき混ぜる夏川結衣さんにグッと来てしまった……。

 それはともかく、今週は先週までに比べるとちょい薄味かな。話のキーになるキャラだった「結城」があまりにもコテコテだったのと、桑野の仕事への姿勢は前回で充分描かれてたので、そこをもう一回描くには少し掘り下げが足りないような気が致しました。先週の段階で「桑野はこれくらいの意識はある」ということは分かってるわけだから。

 まぁ、桑野の偏屈ぶりは今回もかなり光ってたので、そっちの不満は無いんですけど。お好み焼き屋で散々うんちく垂れた挙げ句、「ワイワイ楽しめばいいんですよ」と一刀両断される辺りや、ホームパーティで「桑野が何か言やしねぇか」という顔でずっと心配する沢崎と英治など大きなとこから、お釣りを貰うタイミングを間違うとかそういう細かいとこまでいちいちツボ。

 でも、一番笑ったのは、クレーマーを殴った理由が掴んだ棟梁の頭がスベったからってとこだなー。ちゃんと「キュルン!」って SE 入ってるのも笑った。どんだけツヤツヤだよ棟梁の頭。

 全体の話としては、早坂先生とかなり直球な進展(?)があったことと、何やらみちるとの間にもフラグの匂いが……という感じ? そんな直球なことをやる一方で焦げたお好み焼とか、電話なのにちょっと引く早坂先生とか、そういうオチを付けるこのドラマのテイストが好きです。