「やぐちひとり」

 「ヒーローと言えば誰が思い浮かぶか?」という矢口真里さんの質問に、「タケちゃんマン」と答える劇団ひとり。逆に訊かれた矢口さんは、「小学校の頃の記憶が殆ど無いんですよ」と衝撃の告白。これに劇団、最初は「何かあったの?」と問うものの、最後には

あんま掘り下げんのやめよっか

というわけで前半のゲストは天道総司こと水嶋ヒロと、加賀美新こと佐藤祐基。待ってたぜ!

 同じ質問を投げかけられた二人。佐藤は「仮面ライダーBLACK」「RX」(一緒だ!)と回答、水嶋は「子供の頃、スイスに居たのでヒーロー物で育ってない」とのこと。そのついでに矢口さんが「その頃の記憶あります?」と問うと、なんと水嶋も「僕も無いんですよ」と回答。これに劇団、

「じゃ、二人の間に何かあったんだ!

まさに天道とひよりですね(?)。

 因みに、劇団もアラスカからの帰国子女。これを聞いた水嶋は「あぁ……」と納得、具体的に問われるとリーゼントを指して「この辺が……」とテキトーぶっこいたため、劇団

「居ないでしょ、極寒の地でこんな髪型

居たらそいつは勇者だ。

 何を観たのか、矢口さんは天道のキャラを、何故か「大人しいキャラ」と紹介。これを水嶋は律儀に「そうですね……」と一回は受け取りましたが、あっという間に口ごもり、最後は正直に

大人し……かったですか?

矢口さんテキトーぶっこかないで下さい。

 そんな、本人曰く「究極の俺様」を演じる水嶋と、「凡人代表」を演じる佐藤と「映像記憶クイズ」で対決。罰ゲームは虫系ということで、「虫は大丈夫ですか?」と二人に問う矢口さん。これに「大丈夫です」と答えた佐藤に、劇団

何を基準に大丈夫って言ってるか分かんないよね

これがその後……。

 肝心の映像記憶クイズ。回答の自信を問われた水嶋は、「あそこ(のシーン)に居ましたもん」「全ての演出は僕がしたんです」となんとか嘯いてみるものの、最後には「ごめんなさい、何でもないです」と勝手に撃沈。そんな水嶋を、劇団は

俺様ボケでしょ?

天の道を行き、総てを司るボケですね。

 クイズは見事にやぐちひとりが正解(僕も正解したよ!)。というわけで、罰ゲーム受刑者の二人の前に運ばれてきたのは、蜂の子がふんだんに混ざったお握りと、おにぎりの上でイナゴが川の字になって巻かれているおにぎりというダブルグロテスクおにぎりです。見ただけでライダー二人は悲鳴を上げて「無理」連発

 最初に行ったのは、水嶋にそそのかされた佐藤。「一口でいいです」という MC 陣と、自分から食わせた癖に引きまくってる水嶋の姿に何かを感じたのか、佐藤はなんとまるごと一口で全部口の中へ!! そしてそのまま、佐藤は腕を組み、満足げな表情でゆ〜〜〜〜〜〜っくり椅子に沈んでいきます。ご愁傷様……。

 そんなカッコ良くキメちゃった佐藤に、顔が引きつる水嶋、

どうしてくれんの……?

ガタックの復讐ですね。

 「これ生きてないですよね……?」とおそるおそる手に取り、イナゴと目が合えば目を見開いて「ヤバイヤバイ!!」、半泣きになりながら「こんなんで芸能界入ったんじゃ……」「こんなに尺取れないの分かってるんですけど……」と躊躇しまくりながらも、手をプルプル震わせながら一口噛もうとするものの、噛めずにご飯粒こぼしてしまい、そのこぼしたご飯を佐藤の口へ。もう天道の欠片もありません。

 それでも更に躊躇する水嶋、一度「俺はカブトだ」と自己暗示を掛けるも、劇団に「一回観て! 目合わせて!」とそそのかされ、目を合わせて「ふわぁ」と呟き撃沈し、踏み切れず。カブトがイナゴに負けてます。挙げ句に「(イナゴの腕を)誰か組ませたでしょ!?」と因縁を付ける始末です。それでも、なんとか女のような甲高い悲鳴を上げながら一口を口に入れた水嶋、ゆ〜〜〜〜〜っくり咀嚼しながら、「シャリって言った……」と凍り付き、暫し間をおいて泣きそうになるのでした。そしてそれを大爆笑で眺めるやぐちひとり。お前ら酷いぞ。

 そんなわけで、たった十数分の間に疲労感たっぷりの水嶋と佐藤。そんな二人に、無神経なぐらいの調子で「これに懲りず、また遊びに来て欲しいなと思いますけども!」と言う矢口さんでしたが、それに応える者は誰も居ないのでした。最終回前ぐらいにもう一回来てくれると嬉しいんだけどな……。

 後半のゲストはボウケンジャー(シルバーはおらず)。去年のマジレンジャー同様、劇団が怪人になって矢口さんに襲いかかろうとしたところに駆けつけてきてくれたわけですが、今回はボウケンジャーが名乗っただけ

参りました

強いぜボウケンジャー

 ボウケンジャーを眺めて「女性二人って珍しいですね」という劇団(去年のマジレンジャーも二人だったんですけど……)。これに、レッドは

朝方のお父さん方も惹き付けようと思って

やめぃ。

 「日頃許せない悪は?」と問われたボウケンジャーやぐちひとりは、「ポイ捨て」「唾を吐く」「人の前でオナラをしない」(劇団)などとそれぞれ回答。特に矢口さんは「クチャクチャ音を立てて食べる人」に嫌悪感を思いっきり表明。「付き合ってる人がそう言う人だったら絶対無理」「叩き直す」と頼んでもいないのに熱く語る矢口さんに、劇団

「クチャクチャしながら世界平和みたいなの喋っても?

それでもダメだそうです。

 映画の見所を問われたレッドは、何故かポケットからボウケンシルバーのミニフィギュアを取り出し、「 6 人で活躍するところ」とのこと。何故、シルバーだけこんな扱い……?

 というわけで、楽しい放送で御座いました。これからも頑張れカブト! 頑張れガタック! 頑張れボウケンジャー