「ギャルサー」

 く……くだらねぇ……。

 鈴木えみさんが激高した理由が「名前が『イモコ』でいじめられたから」ってのはまだ良いとしても、そのきっかけがあらゆるところで人が「いもこ」って連発するコントって。「こいも」って。「もっこりもこみち」って。更に、その姉の三浦理恵子が妹の苦しみに気付いた理由が「名前が『こまち』で、婚約した相手が『秋田』で、結婚すると『あきたこまち』になっちゃうから」って。

 その前の三浦の時代めちゃくちゃな自慢話、ジェロニモの「命令すんのか!? 命令すんのか俺に!?」「うるせぇよこのカス!!」というマジギレ、「『の』を抜いて『木登りが好き』を言うと」、シンノスケの「使えね」とギャグもあらゆるところに組み込まれ、まぁマジなんだかふざけてんだかよく分かんない回でありました。まぁ、好きか嫌いかと言われればこんなん大好きですけども。

 殴り続ける青春ドラマのようなオチにしても、それまでの流れが流れだからそんなに違和感は無かったし。佐藤隆太がどさくさに紛れて告白でもしちゃうのかとも思ったけど、最後までなんか泥と汗にまみれたオチで、まぁそれはそれで良し。

 ただ、ギャルサーのメンバーが取った行動が「みんな恥ずかしい名前で呼び合う」ってのはどうなんだろうなぁ……。それ、シンノスケとお巡りが取った解決法と相反しないか。他は雑でもしっくり来なくても、結局は笑いになってるので別に良かったけれど、ここだけなんか本気でしっくり来なかったなー。じゃあ何すれば良かったんだって言われると困っちゃうんですけど。

 で、結局イモコはジェロニモの探してるイモコじゃなくて本物のイモコは別に居るし高田純次も実は……というような引きで最終回へ。多分、脱力系のオチが待っているとは思いますが、このドラマらしく気楽〜に締めてくれると有り難いです。取り敢えず、ジェロニモ来日希望。

 あと、先週も書きましたけど、鈴木さんの無意味なボクシングスタイルはザビーに見えてしょうがなかったです。しかも影山バージョンね。