「ヤングタウン土曜日」
オープニング
この時期恒例の話題「チャンピオンズリーグ決勝」の話をしようとしたさんま師匠。が、すぐに
「……と言うたところで誰一人この中で観た人居ないでしょうし……」
その通り、一切観ていないらしい一同。ショージさんと玉井さんに至っては、「ワンサイドゲームで」「(ジュリって)沢田研二さん?」などなど、テキトーぶっこいて誤魔化そうとする始末。つか、せめてフジモンは観ようよ……。まぁ、僕も観てないんですけど。起きられなかったんです……。
いつも通り、そんな連中に呆れつつ「子供と一緒に表彰台に上がって号泣するジュリ」など、チャンピオンズリーグの名場面を語るさんま師匠。その姿は、途中途中で「(子供と一緒に表彰台上がったなら)間違えて子供にメダル掛けた?」、トヨタカップではメンバーが替わると聞けば「商店街のおっさん入ってたり?」等々、茶々を入れるショージさんに
「茶化すな!!」
と本気で注意するほどの真剣っぷり。浅〜い質問を投げかけた藤本美貴さんに対しても同じようにとキレたため、玉井さんは思わず
「日本を茶化してきた人が……」
スポーツだけはマジな明石家さんま師匠です。
そこで、「アンリが息を切らしてる姿に感動した」と言うさんま師匠に対し、「この間、10 人を捕まえる企画(「Qさま!」)での寛平さんの姿に感動した」と言ってみるショージさんでしたが、敢え無く
「そんなんちゃうねん」
と冷たく返され、その後懇々と最近の寛平さんのダメ回答ぶりを諭されるのでした。寛平さん……居ないところでまで……。
そんなこんなで、チャンピオンズリーグの話をし続けたため、今週のゲスト・道重さゆみさんが紹介されたのはなんと開始 15 分後。もう少しで記録でした。しかも、さんま師匠から道重さんに最初に掛けられた言葉は
「ほいでお前誰やねん!!!」
15 分間も放っておいて……。
道重さんはいまるさんと同い年。道重さんが「お父さんだ」と言うと、さんま師匠は何を思ったか、「最近エアロバイクのお陰でモテ出してるでしょ?」と言い、続けて
「娘より下は嫌や言うてますけど、娘と同い年はOKにしたんですよ」
誰の許可だよ。
しかし、驚くべきはこれに対し「ダメですよ」としっかり反応する藤本さんに対し、まさかの「じゃあ大丈夫だ」と反応した高橋愛さん。高橋さんはこの後、「何が大丈夫なんですか?」と訊いた道重さんに対するさんま師匠の「エッチ」という回答に、何を思ったのでしょうか。
前略のコーナー
山口県宇部市出身の道重さん。さんま師匠は「宇部では『だるまさんが転んだ』を『ねこどん』って言うんでしょ?」と質問しますが、道重さんは何故かちょいキレ気味に
「それ前も言ったんですけど、『だるまさんがころんだ』です」
怒ることないじゃない……。
さんま師匠曰く、「ねこどん」は「ねこ」を何回言うか、でやる「だるまさんがころんだ」だそう。この説明に対し、「一生続いちゃう……」と要らんこと言った道重さんに、「なんやと?」と若干不機嫌になるさんま師匠。しかし、道重さんは
「なんでもないです。茶化さないで下さい」
さんま師匠「うちの娘と同じように余計なことばっかり覚えやがって」。道重さん曰く、「反抗期」だそうです。じゃあもっと明確に反抗しておくれ。
ワールドカップに関する話をリスナーから要求されるさんま師匠。が、その前に「世界の名プレーヤー何人言える!?」とアシスタント達に迫ります。藤本さんは以前、レアルの選手と会ったことがあるのでそれなりに言えましたが、道重さんと高橋さんは日本の選手さえあやふや。
そこで、さんま師匠は高橋さんに「今年のワールドカップ、どこでやるか知ってるか?」と質問。当然のように「ドイツ!」と即答した高橋さんに、さんま師匠は冷たい小声で
「……正解したらあかんねん」
何度目だ高橋さん。
二回目登場の道重さんに、前回登場時の年齢を問うさんま師匠。が、一瞬道重さんがまごついた隙を見計らってすかさず
「誤魔化してんの歳? 事務所的に」
高橋さんに「なんでそんなこと言うんですか」と呆れられますが、「ブレない男」さんま師匠は、「言うてしまうねん」と先日、「踊る!さんま御殿」に辻希美さんが出演した際、思わず
「理由があって一人ですけど……」
と口走って、チュートリアルに「言うていいことと悪いことがあります」とマジ注意されたそうです。あなたは何故、チャンピオンズリーグに賭ける真剣さの、何分の一かでも他人に分けてやれないのか……。
藤本さんにも「言わなくていいじゃないですか」とマジ注意されますが、さんま師匠は「気になるでしょ」「視聴者の立場で言った」と自分勝手な言い訳を並べ立てます。そこに、「すごーい」「尊敬する」と間違った反応を道重さんがしてしまったがために、思わずさんま師匠も
「君もだいぶイタいね?」
あなたも人のこと言えませんがね。
道重さんのイタい反応は続きます。「毎日が楽しいんです!」と言う道重さんに、さんま師匠は「毎日が楽しいばっかりが人生じゃない」「人生は大変なのが当たり前」「嫌なことが日常」と説教。
これに対し、「凄い!」「感動しました!」と最早僕なんかでは理解できない反応を示す道重さん。更に「深い!」とまで感心しますが、さんま師匠が「お前らなんかに言うたってわからへんことばっかりや!」と突き放すと、即答で
「うん、分かんない」
殴りますよ?
この後、改めて説明されて再び「意味深!」と感心する道重さん。呆れたさんま師匠が「スケベトークしたかった」「だいぶアホやな」と発言すると、これにはすかさず
「アホじゃないです」
そこはしっかり否定なのな。
最近、「ぶちすきポーズ」なるポーズを開発したと言う道重さん。ライブ中、何度も披露しているそうですが、同じグループの筈の藤本さんは「知らない」「観たことない」「曲中にやられたって観ない」とボロクソ発言。流石のさんま師匠も、
「お前、もうちょっと興味持ったれよ……」
同感。フジモン冷たい……。
が、いざその「ぶちすきポーズ」なるポーズを変にテンションが上がってる道重さんが披露すると、空気が凍り高橋さんの「かわいい〜」という声だけが響くという結果に。しばしの沈黙の後、さんま師匠は高橋さんに、
「ドアホウ。お前がそういうこと言うからこうなってしもたやないか」
仲間の筈の藤本さんまで「そうですよね……」。
因みに、なんでも、このポーズは道重さんと高橋さんとファンの人がイベントにて合同で考えたポーズだそうですが、「ぶちすきポーズ」はさんま師匠曰く「どんどんくじら」、ショージさん曰く「なんちゃっておじさん」に似てるそうです。古すぎて全くどんなポーズかわからんわ。それをしつこく言われた道重さんは、ヤケクソになったのか
「じゃあ 3 代目継ぎます」
「継ぐ」の意味がわからん。
「曲中にこのポーズをやりまくってる」という道重さんの主張を聞いて、大変なことに気付いた藤本さん。それは
「曲中にやってるってことは、この子踊ってないってことですよね?」
因みにこのときのフジモン、声がもの凄く冷たいです。こえー……鬼先輩だよ……。
しかし、何の迷いもなく「はい!」と明るく元気に肯定する道重さん。更に高橋さんに「たまにフリーがあるから」と甘やかされて調子に乗った道重さんは、
「一回のライブで 5 回ぐらいやってます」
「自己満足です」
「私が楽しければ良いんです」
呆れる藤本さんと、「かわいいじゃないですか」と孫を見守るお婆ちゃんみたいな高橋さん。お前らみんなダメになるぞ。
そんなわけで、すっかりダメ人間なもうすぐ 17 歳の道重さん。さんま師匠は諭そうとしますが「俺(の歳)になるまで 43 年もある」と痛恨の計算間違いを犯してしまいます。玉井さんがこっそり「 33 歳」と訂正しますが、その隙を見逃さなかった道重さんはすかさず
「さんまさんもアホですね」
と恐れを知らぬツッコミ。そして
さんま「アホちゃいまんねんパーでんねん!!」
村 上「なんちゃって!」(←これがなんちゃっておじさん)
見事に決まるのでした。良かったね道重さん。
運動音痴な道重さん。しかし、中学時代はテニス部だったそう。が、当然のように一回も試合に出られず、その上テニス部に入った理由は「スコート履きたかったから」。呆れたさんま師匠が「勝手に履いたらええやん」と投げやりに言うと、これにも「あっ、そうですね!」と感心しちゃう道重さん。更に呆れたさんま師匠は、
「ダメな人生やなぁ、君も」
一番言われちゃいけない人に言われちゃった……。
道重さんはお姉さんとお母さんの三人暮らし。更にお兄さんも東京の大学に進学したため、山口では現在道重父が一人暮らし。しかも殆ど毎日電話してくるらしく、この切ない状況にさんま師匠は、「万が一浮気をしてても許してあげなあかん!」と主張。その論拠は
「(お前のお父さんは)50 やで!? 俺やで!?」
「(似合う服が)俺、ピンクやで!?」
「ピンカーやで!?」
「ピンキーと女キラーズやで!?」
後半はあんただけだ。
しかも最近、人から貰った「グレープの香りがするボディークリーム」を塗って吐きそうになったこの 50 歳。すかさずショージさんが「食べたんちゃう?」とツッコむと、乗っかって藤本さんも
「『グレープやわぁ』って?」
あれ? お前もしかしてバカにしてる?
「食事とか大変」と道重父に同情するさんま師匠でしたが、何故か実の父親を全く心配しない親不孝者の道重さんは「最近チャーハンとか作ってるみたいですよ」とあっけらかんと回答。するとショージさんはすかさず
「俺か!?」
思わぬ方向からのキャラ被りでした。
ヤン土ボケ講座 featuring ショージのコーナー
道重さんを甘やかしまくる高橋さん。これには藤本さんも腹に据えかねるものがあるらしく、「色んな子を甘やかすんです」「何やっても『か〜わいい〜』って」とさんま師匠にチクります。さんま師匠は、しみじみ
「誉めて後輩をダメにするタイプやな」
後輩の皆さんは、高橋さんの誉め言葉は無視の方向で。
前回の出来を「まずまずです」と言ってのけてしまうほど、ポジティブシンキングな道重さん。その自信を結果で示してくれるのかと思いきや、現実は何度注意されても文章を終わらせてしまうという最悪の出来。なんとか続けても誰もフォロー出来ず、ズタボロ。
回答自体がダメな上に、読み方が例のぶりっこ読み(?)だったため、さんま師匠は
「引っ越しセンターのCMか!」
まぁ、あの「象さんが好きです」より道重さんのは数倍グロいけどね。
が、責められて素直に「ごめんなさい」と謝った道重さんに、さんま師匠は
「『ごめんなさい』なんてうちの娘から聞いたこと無いから偉い」
いまるさんから浴びせられるのは「何で謝んなきゃいけないの!?」だそうです。お……男前……。
その道重さんが「マシ」と評価されると、今度は何故か高橋さんがズタボロに。「一人が出来ると一人がダメになる」と高橋さんが説教される横で、道重さんは大爆笑。あんた人でなしだよ……。
リスナーを癒せませんのコーナー
道重さんの出来はボロボロ。下手だけならまだしも、更に道重さんは故意にぶりっこをやってるのでタチが悪く、高橋さんが「かわいいじゃないですかー」と甘やかしても、ここまで来ると既に誰も聞いてません。
あまりにもダメなため、いつも「ドラマやるか!」と言うショージさんも、今回ばかりは
「まずは昼ドラからやな!」
曰く、「ゴールデンはまだ無理」だそうです。じゃあずっと無理ですね。
ここで高橋さんが、「昼ドラの方がドロドロしてません?」と訊くとショージさんは動じずに
「良い様に書くから」
作家だったんだ……。
エンディング
今回の感想を問われた道重さんは、「凄く勉強になりました」と
「ちょっと困ったときは、『茶化すな』って言えば間が保てるんだなって」
それは早く忘れなさい。
更に続けて「さんまさんってよく喋るんだな、って」と言う道重さん。さんま師匠が呆れ気味に「それは勉強になったことじゃなくて、耳障りだったことでしょ?」と言うと、道重さんは
「言い方変えれば」
チャレンジャーだなぁ〜。
しかし、訊いといてさんま師匠の結論は、
「君がこんなとこでトーク勉強したところでね、何の効果も無いですけどね」
曰く「べらべら喋ったって怒られるでしょ」。道重さんが喋りで立つ日は来るのでしょうか。