「魔弾戦記リュウケンドー」

 魔獣の特殊能力によって死者が甦り、基地に居着いていた細川ふみえも甦って……みたいな話。

 幽霊が「生きていたい」という思いから「生きてる者達のために」と決意するまでに至る描写がかなり雑だったとか、リュウジンオーはまず目の前に両親現れたんなら本物かどうか疑えよとか、色々言いたくなる部分は相変わらずありますが、単体の話としてはなかなか良い話だったのではないかと思います。

 ただなぁ……そもそもこの幽霊、今までの話で大して活躍してないので(もしかしたら見逃した回で八面六臂の活躍してたのかも知れませんが)、こういうキャラへの思い入れに依存するような話だと、ちょっとアピール弱いんだよなぁ。そこまで主人公が幽霊の肩を持つ根拠も薄いし。どうせなら、前半に「現世のものに触れられなくて悲しむ」ようなエピソードを挿入してくれれば、また違ったんだろうに。

 30 分でやるにはちょっと扱うことが多すぎたな、と言う感じか。リュウジンオーの両親の話に絞るとか、もうちょっと単純にしてくれた方が見易かったかも。