「クロサギ」

 ロンTにエプロンか……(は?)。

 詐欺部分はかなり原作に忠実な描き方で外してない感じで、見応えありました。まぁ、ところどころのカメラワークがどう見てもコントだったり、黒崎の仕掛けた詐欺の内容の説明がイマイチ不十分だったり、最後に姿現しちゃったらマズいだろ、とか色々言いたくなる部分はあるにしろ。

 ただ、それ以外の部分はなぁ……取り敢えず、何故黒崎のキャラが大いに不満。別に原作と同じにしろよ! ってわけじゃないけど、いくらなんでも泣きすぎのような気がするのですよね。あんなに泣かれると、何となく「こいつのこと心配してあげて下さい」という感じがして少し鼻につく。

 そういう過剰な演出じゃなくて、氷柱が黒崎の建てた壁を少しずつ登っていく感じの方が良いのですけど、テレビドラマだとそれはまどろっこしすぎるのかなぁ? 何にしても、展開急ぎすぎの感が否めない。お陰で 1 話であんなに展開急いだ哀川アニキ、今回やること無くなっちゃったじゃないか。ん〜……どうも全話通しての構成に難がありそう。