「時効警察」

 このくらいのバランスが好きだな、やっぱり。話している間にずーーっとアフロをもさもさしてたりとか、タイムマシンで足軽(?)連れて来ちゃうとか、ひたすら爪楊枝詰めるとか、こういうセンスも好きです。しかし何故にそこまで爪楊枝……。

 今回は「ゲストが犯人ではない」「しかも誰も殺されてない」という初の回。といっても、相変わらずそこは重要ではないのですけど。だって、ヒントを得るのが「週刊発明」に「爪楊枝」ですから。ギャグをそのままストーリーに組み込んじゃう豪快さが凄いですね。

 ただ、いくらなんでもあの十文字が段ボール隠す下りは要ったんだろうか……あれ、まず間違いなく矢吹ジョーと頭が沸騰する上司ってギャグやりたかっただけですよね。しかもストーリー的には全く不要であったし。豪快ですなぁ。

 でも、最後の「あなたは犯罪を犯しませんでした」ってのにオーバーラップする家族の画は、意外にも(失礼)グッと来る演出でした。前半散々ふざけても、締めるところはきっちり、ってバランスが好きです(リプライズ)。まぁ、最後の最後までふざけ通し、ってのも好きですけど。そういうのこれから無いかな。

 ところで、あの親友の手紙には何が書いてあったんでしょうか……そんな一瞬で読めねぇよ……。最後の「フィクション」テロップも長すぎて全く読めんかった……やっぱり、こういうタイプのドラマは、ビデオで録ってチェックする方が効率良いのかも知れない……。