「やぐちひとり」
去年のバレンタインデーでは、手作りチョコを持ってきてくれた矢口真里さんが、今年は「忙しいから」という理由で作って来ないどころか持ってこず。そんな矢口さんに、傷心の劇団ひとりは静かにこう問います。
「醒めたの?」
醒めてない時期があったの?
「その代わりに」ということで、各地の珍チョコ(イカチョコ、納豆チョコ)に、チョコフォンデュで数々の珍味(はんぺん、カルビ、ウズラ等)を二人一緒に仲良く喰らい、オープニングから何だか空気がどよーんとするのでした。
以前、スチールドラムを習得し即興ソングを歌い深い傷を負った矢口さんに、今度は「ボディーパーカッション」を習得させることに。というわけで、ボディーパーカッションのパフォーマンス集団(?)「ぐらーじゅ」が登場し、体をバンバン叩きながらやるボディーパーカッションを披露してくれます。
しかし、二回目の披露で異変が。この「ウィンドブレス」なる曲、全部で 5 分ある上に、その構成音が吐息と紙を破る音だけという完全に前衛音楽。つか、紙破ったら「ボディ」じゃねぇじゃん。この、劇団曰く「やぐっちゃんの大好きなシュール」な光景に笑いをこらえすぎて涙流して呼吸困難になって死にそうになってる矢口さんも、劇団と一緒に合奏(?)しますが、後に残ったのは床に散らばる紙くずだけ。
そして番組の最後、劇団に矢口さんは、静かにこう耳打ちするのでした。
「キツいです……」
バラエティが前衛音楽に染まった回でした。