「神はサイコロを振らない」

 えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ

 まさか大杉漣さんがそんなポジションだったなんて……てっきり、日常(小林聡美さんのドラマ)と非日常(SF要素)を繋ぐパイプ役ぐらいのもんだと思ったのに……。あまりに唐突だったので、何だか笑うタイミングさえ逃した感じ。ごめんなさい。

 そんなおふざけ(失礼)もありつつ、メインストーリーは相変わらず丁寧に丁寧に、一滴も水を零すまい、という勢いで進むのですが、予想通り武田真司の話は割とあっさり目で終了。何なら、そこだけ全体のドラマから浮き上がって人情ドラマのセルフパロディみたいでした。そして、最後は「 10 年という時間との向き合い方」というこのドラマの主題の方に収束して行きました。武田真司も、もう少し和み役として機能するかと思っていただけに、ちょっと意外でありました。

 小林さんと山本の関係に、一旦の結論が出た(?)ので、これからは本格的に他の乗客に話が移るのでしょうか。ただ、ベンガルが突然「 10 年を返して下さいよ!」と恫喝したり(もの凄い違和感)、ここに来てちょっと急いてる感があるのが少し不安。まぁ、ちゃんと着地させるとは思いますけど。

 あと、いくら何でも 10 年前にもコンピューター・ミュージック(表現が古くてすいません……)はあったと思います。