「おはスタ!」

 「三谷幸喜が出てる」と聞いて、昨日今日と視聴。どうやらメインMCの山寺宏一さんが大阪で舞台をやってる(その舞台も三谷作品「12人の優しい日本人」)ため、代打兼映画の宣伝で登場したらしい。というわけで、本当に「コーキー」というキャラ(?)で三谷幸喜が登場してた。

 ここでのコーキーは心配になるほどテンションが高く、水曜には走りすぎて転んでるし(しかもギャグ漫画のような転び方)、木曜(今朝)には勢い余って古畑任三郎のモノマネまで披露。今回の三谷幸喜の映画宣伝出演ラッシュの 8 割方はチェックしてますが、その中でもダントツで躁でした。文字通り「大はしゃぎ」。

 大体、カンペ丸読みだったからしょうがないんだけども「〜だよ!」とか「〜だね!」とか連発するコーキーの可笑しいことったらなかった。で、慣れてないもんだからテンパりまくっていて、少しでも(多分)台本上に無いことが起きると途端に目が泳いであたふたして、それを横のアシスタントみたいな子がそれをあしらったりフォローしたりされる、というダメっぷり。一応、演出家なのに……。

 特に、水曜の水色の子(名前知らなくてすいません)が進行が(コーキーとの対比かも知れないけど)べらぼうに上手くて、番組後半はコーキーとその水色(仮名)が息子とお母さんみたいになってたのが可笑しかった。

 で、この番組は芸人のレギュラーが居て、水曜には鉄拳、木曜には極楽とんぼ・山本と共演。特に山本とは「お前関係ないだろ!」「お前極楽とんぼだろ!」と事ある毎に言い合い、取っ組み合い、でも最後には抱き合う、というよく分からないミニコントが若干面白かったです。

 個人的に、この二日間で一番笑ったのは、水曜に事ある毎にコーキーが映画のポスターを出して宣伝、女性スタッフに取り上げられる、という繰り返しミニコントがあったのだけど、あるときあまりに取り上げられるからコーキーが逃げ出すとそれを追った女性スタッフが豪快にズッコけた。コーキーはどうするのかなと思いきや、すぐさま素になって「だいじょうぶですか?」って訊いてた。あんたって人は……。

 あと、山本の質問によって、イチロー背番号さえ知らないどころか、イチローの打つ前のポーズを真似て「何してるんですか? これは」と言ったのには笑った。野球興味無い人は、そんなもんだろうけど(自分もそうだし)、一応脚本書いたんだしさぁ……。

 これから映画宣伝はもうちょっと続くとは思いますが、こんな三谷幸喜はそうは観られないだろうと、貴重なものを観ました。どうせなら、火曜からずっと観たかったなぁ。しかし、何故にこんなにはしゃいでいたのだろう……そんなに楽しかったのか?