「ヤングタウン土曜日」
今週のゲストは紺野あさ美さん。冒頭、「今年もあと僅か」という話題を軽くした後、開始 50 秒で紹介されました。ここ最近のゲストでは最速です。が、さんま師匠の一言目は
「初めてですよね?」
4 年振りでーす。さんま師匠の言い訳は「顔がおぼこいので新人メンバーだと思った」。それもまた失礼。
そんなさんま師匠に「前は 14 歳で来てたん?」という質問をされた紺野さん、
「はい、多分 14 歳で」
え? 誤魔化してたの?
4 年前、紺野さんが出演したとき、紺野さんはやたら返事が遅いことや頭の回転が遅いのを(主に安倍なつみさんや保田圭さんから)指摘されていたのですが、4 年経った今回も同じような指摘を受ける羽目に。
さんま師匠の「昔と今は違うでしょ?」という質問に、「緊張します。昔も今も」と答えて
「変わってへんやないか。今『変わったでしょ?』って質問してるの」
これが先制パンチでした。
続いて、「ご飯粒をよくこぼす」「すき焼きは絶対に汁を飛ばしてしまう」「それで衣装さんを困らせてる」という話をさんま師匠が散々した後、一段落したところで紺野さんに「どうよ? 最近」と振ると、返ってきた答えは
「すき焼きを昨日食べました」
さんま師匠「なら(その話)さっきせぇ」。番組開始 10 分も経たない内に二発パンチを貰うダメトークボクサーの紺野さんです。
さっきは「入れなかった」らしいので、ショージさんが「気になる」と詳しく聞いてみると、高橋愛さんや友達と一緒に作って食べたんだそうです。が、高橋さんが「(材料などは)親とかが(用意してくれる)」と言うと、それまでそれなりに興味ありげに聞いていたさんま師匠は態度を一変、
「なんや親も一緒か。そんなんおもろいことあらへん」
藤本美貴さん「何を期待してたんですか?」。
紺野さんは 18 歳ながらも、よく年下に見られるそうで、事実さんま師匠も「子供に見える」と言います。紺野さん曰く、「一個下の妹の方がお姉ちゃんに見られる」そうで、「フットサルの試合でも、『お姉ちゃん来てるよ』って言われる」そう。
が、さんま師匠が引っかかったのは別の所。
「ふと猿を見たらお姉ちゃん来てるよーって言うた?」
「何にも言わずに去っていったの? ふと去る」
紺野さんの最初の発音が「フトサル」だったための無益な時間でありました。
紺野さんがおぼこい理由を「ポチャッとしてるから」と推測するさんま師匠に対し、藤本さんが「細いんですよ、こんこん」とフォローすると、
「こんこん!? お前ら、何でもニックネーム付けりゃええってもんちゃうねん」
と一回キレた後、
「顔が太いからなぁ可哀想やなぁ」
「太いとかじゃない!」と否定する藤本さんに「お前がおかしい。『体は細いんですよー』ってことは顔が太いってことやろ!」と微妙な捏造を加えてさんま師匠が反論すると、藤本さん、
「自分でもすごい気にしてるんですよ」
認めちゃったよ。隣で紺野さん、苦笑。
あまりにもメンバー二人「紺野さん細い」を主張するので、さんま師匠、
「裸で風呂上がり立ったら、(釣りで使う)浮きみたいになってんの?」
酷すぎる……。
「気にしてるんです」「でもそれがこんこんなんです」と、最早フォローなのか自己正当化なのか分からない事を言い続けるメンバー二人(と苦笑するばかりの紺野さん)に対し、「悪いって言うてないやんか!」と反論し、更にこんな付け加え。
「ヘラブナの奴やで」
玉井さん曰く、「すっごいええ奴」だそうで、「ならいっか」と納得する一同でした。これから紺野さんは「高級な浮き」です。嫌だなそれ。
その後「疲れていると痙攣する」という話題で、「しゃっくりが出かかった感じになりません?」と言って誰からも同意を得られなかったりと、トークを踏み外す高級な浮きに、さんま師匠はこんな質問。
「あさ美ちゃんはものっすごいアホなの?」
本人は「アホですけど……」と認めますが、藤本さんは何故か誇らしげに
「勉強は出来ます!」
とフォローなのか他人の威を借りたいのか、よく分からない高らかな宣言をするのですが、結局さんま師匠には「勉強の出来る馬鹿」にまとめられてしまうのでした。そして苦笑するばかりの紺野さん。なんだこの墓穴。
フジモンの墓穴掘りは続きます。上手くトークできない紺野さんを、誰にでもイエスマンこと高橋さんが「かわいい」と絶賛すると、藤本さんが「置物みたい。キャラクターみたい」と微妙な褒め方で褒めます。するとさんま師匠、
「こけし?」
そこかよ。
まだ墓穴は掘られます。「チワワって言われるんですよ!」とまたしても微妙なフォローを藤本さんがすると、さんま師匠間髪入れず
「顔大きいから?」
もうお前喋るなフジモン。
そんなさんま師匠の紺野さん観ですが、さんま師匠も良い印象はあるようで「(顔が)悪人ではないよね」と開始 15 分弱でようやく紺野さんを褒めます。ついでに「いじめられたりとかしないんだ?」と訊いてみると、
「多分」
「無いと思います」
そこハッキリしないと後怖いですよ。藤本さんの「無いよね?」という確認を深読みしたくなるから。
そんな調子の紺野さんに、「仲良いよね?」「それは良かったね」と優しい声で親戚のおじさん化してしまったショージさん。さんま師匠、
「お前はあさ美ちゃんの何やねん」
4 年に一回会うおじさんってことで一つ……。しかし、「あさ美ちゃん」って呼ばれてるの聞くと、別の人思い浮かぶね。
さんま師匠のコントライブが無事終了。メールを送ってきたリスナーは「お笑いライブを見るのが初めて」とのことで、さんま師匠曰く「うちのを最初に観ておけば後は楽」。まぁ、4 時間座りっ放しだものね……。
毎年、このコントライブは宣伝一切無しでやっているため、さんま師匠達は常連客ばかりだと思っていたそうですが、 6 年目ぐらいの頃、実際に舞台中に訊いてみみると殆どが初めてのお客さんだったんだそう。それ以来、続きもののコントは止めたんだそうです。
しかし、楽日なんかは同じ席に同じ人が座ってたりすることもあるそう。そのチケットの取り方知りたい……。因みに、さんま師匠の舞台での最前列の常連さんは、張り切りすぎて途中で気絶したんだそうです。嫌だよそんな舞台鑑賞。
モーニング娘のライブでも「常連客」は居るらしく、何でもスパイダーマンの格好の奴とかカンペ持ってる奴が常連らしいです。それも嫌だな……。
さんま師匠の舞台でもカンペ持ってる人は居るらしく、ある日、ある人が掲げていたカンペは
「今日、木村拓哉さんの誕生日。連絡して下さい」
凄いお節介なお客さんも居るもんですが、それで思い出したさんま師匠は 12 時過ぎに
「 31 歳おめでとうございます。サーティーワーン」
というメールを木村くんに送ってあげたそう。そして、木村くんからの返信には、大量の怒りマーク付きで
「友達の誕生日覚えてないってー!」
木村くんは今年で 33 歳だそうです。これだけ親しくても覚えてないんだから、ヤンタンレギュラーの皆さん、諦めた方が……。それから口聞いてくれないんだそうで、木村拓哉内「尊敬するランキング」も 4 位に落ちたんだそうです。元々何位だよ。
お節介と言えばこのラジオのリスナーもそうで、久々のメンバーが来ると毎回誰かが「前回出演のまとめ」をしてくれます。今回も勿論あり、4 年前の様子を教えてくれていました。
4 年前、さんま師匠は紺野さんに「眠たそうな顔してんな」「怪我しそうな顔」「顔がふぬけ」と言い、何でも「はい」と答え、「お前なめてんのか」と言われても「はい」、しかし二回目に「お前なめてんのか」と言われて「いいえ」と答えたため、
「そこは『はい』言うねん」
とキレられてたそう。話の内容以前に、この人はいつからこんなことばっかり言ってんだろうか……。
他にも、凝視されて「見るなぁ!」と言ったり、ショージさんに「落ち着きないやろ? 面白い?」と訊かれて「はい」と即答したりと、さんま師匠曰く「今と全く変わっていない」状況だったそうです。
紺野さんも「人を凝視する癖がある」ということを自覚しているそうで、それに対しさんま師匠、
「勘違いされるタイプだ!」
と分析、当時は「 14 歳やし、アレやから」「見るなぁ!」と言ったんだそうです。お馬鹿さん。
しかし、今のさんま師匠は紺野さんの凝視程度では何とも思わないそう。その理由は
流石の高橋さんにも「そこで迷ってるんだ……」と呆れます。そんな無意味なことで悩まずに、もう少し時間を有意義に使って下さい。
大塚愛に関しては、今度「さんまのまんま」に出るそうで、藤本さんは「『もう一回!』出来るじゃないですか」と煽ります。が、ショージさんが突然
「どさくさに紛れてキスしなはれや」
ととんでもない煽りをしたために事態はおかしな方向へ。さんま師匠も何故か乗り気になり、
「訴えられなきゃええもんね」
訴えられない確信はどこから来るんですか?
そして、いつもの「25、6 だったら落としてた」という世迷い言を挟んで、
「プロポーズはしてみようと思ってます」
そろそろ番組でそれやるの諦めましょうよ……。
「わざわざ(バラエティ殆ど出ないのに)出てくるんだから、メルアドぐらいは」と幸せご都合妄想を繰り広げるさんま師匠。が、その訊き方が悩みどころだそうで、さんま師匠は「メールしようよ」という何気ない一言が「いやらしい」と言えないんだそうです。
余談ですが、さんま師匠と同期の紳助や、ダウンタウン・浜田なんかは番組でゲストに来た女性ゲストに普通に「メールアドレス教えてよ」って訊くらしいですね。こういうところ、妻帯者は強いよね。そういうことじゃないかも知れないけれど。さんま師匠の場合、その後の展開もセットだから。いつまで経っても小学生。
話を戻すと、藤本さんと高橋さんは「全然『いいですよ』って言いますよ」と言うのですが、さんま師匠は相変わらず「いやらしいよー」と苦悩。そこで、あることに気付いたショージさん。
「ズボンはちゃんと履いてるんでしょ?」
あーそういうことかー。ここで悪ノリしちゃったさんま師匠、
「ちんちんにメールアドレス書いたりしてな」
ショージさん「センターライン越えてるよ」。「越えちゃった!」とツッコんでる藤本・高橋両名と、苦笑するばかりの紺野さん(何回書いてんだこのフレーズ)でした。
その後も大塚愛口説き計画を話し続けるさんま師匠。「『金魚花火』褒めれば喜ぶ筈」とか段々根拠以前の部分がおかしくなっていく中、ふと「大塚愛と藤本が似ている」と言ったところ、メンバーから凄まじい疑問の声が上がります。あまりにも凄いので、さんま師匠
「カラオケの映像に出てくるあの子やよな?」
ともの凄い初歩の確認をするほど。藤本さんも言われたことないそうです。因みにこれがフジモン。これが大塚愛(プロフィールもこれかな?)。似てる……か……なぁ? そんな中、どさくさに紛れて高橋さんは
「伊東美咲さんだよー」
誰の太鼓判なんだよそれ。
さんま師匠の計画はまだまだ続き、その内届いた大塚愛のプロフィール(?)を片手にあれこれ詮索。「笑うことが好き」とあれば「俺じゃん!」まではまだ良いとしても、「O型だから絶対B型の俺のこと好き」と、何だか可哀想になってくる妄想を繰り広げ、最終的に「(好きな動物を)『さんま』って書きたかったけど『イルカ』って書いたんちゃう?」とか、もう救いようがない半世紀ちゃんなのでした。果たしてどうなることやら。
先日のフットサルの試合で、先発メンバーに入れなかったことで泣いてしまったという紺野さん。紺野さんの説明が微妙に下手なために何で泣いたんだかイマイチよく分かりませんが、「何故だかスタメンに拘っていたために入れなかったことがショックだった」らしいです。その「何故」の部分知りたいんですけど。
しかも、これ一試合だけではなく二試合目も「出れません」と言ってまだ泣き続けてたんだそうです。タチ悪いな。出すとこに出せば、それなりのドキュメントになる話ですが、ここではみんな大爆笑。泣きながらも最終戦は出られて嬉しかったという紺野さんに、さんま師匠
「辻ちゃんの気持ち考えたことある?」
そんなわけで、リスナーからの「キーパーとしての心得を教えてあげて下さい」と言うお願いに答えるべく、さんま師匠は紺野さんにこんな心得を教えてあげてあげるのでした。
「控えになっても泣くな」
凄い初歩!
初参加の紺野さんへの最初のアドバイスが「泣かないでよ?」という凄まじいコーナー「ヤン土ボケ講座 featuring ショージ」。最近、初参加の人はみんな陥る現象「フリなのに文章終わらせてしまう」にしっかり陥る紺野さん、普通に不調な藤本さん、未だに思い付いたものそのまま言うだけの高橋さん、そして普通にフツーなショージさんと、予想通りの惨状です。
ただ、一カ所凄かったのは「よめこうほ」での高橋さんの 4 連発。
玉井「よく考えたら」
藤本「面倒臭いけど」
紺野「米だって研げるさ」
高橋「海だって泳げるさ」
玉井「よく考えたら」
藤本「面倒臭いけど」
紺野「米だって研げるさ」
高橋「梅だって干せるさ」
理由「梅好きなんですよ」。そういうことじゃねぇよ。
玉井「よく考えたら」
藤本「面倒臭いけど」
紺野「米だって研げるさ」
高橋「家だってキレイさ」
この後の、紺野さん「あぁ〜」さんま師匠「違う違う!」のコンボが美しかったです。
玉井「よく考えたら」
藤本「面倒臭いけど」
紺野「米だって研げるさ」
高橋「海坊主だ!」
誰が。藤本さん「言い切った!」。
これが続いて、結局ショージさんはオチを言えず、最後の最後でオマケのように言わせて貰って即終了。さんま師匠は怒りっ放しでしたが、僕はなんだかツボに来てしまってずっと笑ってました。あと、もの凄く個人的なこと言うと、紺野さんの「米だって研げるさ〜」の言い方がちょーかわいかったです(ん?)。「癒せるかな?」よりもよっぽど良かっただす。
この次のお題で、見事オチを引き当て漫画みたいに「わわわわ、4 番!」と慌てる紺野さんにさんま師匠、
「お前はクールファイブか!」
「わわわ」の部分ね(そんな説明要らん)。
結局最後は、「たからもの」で
玉井「大切にして」
村上「カモメの置物を」
高橋「楽に壊してやろうと」
藤本「もう少しだと思ったら」
紺野「残そうと思いました」
これで何故かさんま師匠の堺正章スイッチが入って「失礼致しましたー!」と言った後、「終わりやボケ!」と捨て台詞でコーナー終了するのでした。
開始直後、紺野さんが「真ん中なのにじゃんけんしてしまう」という往年の安倍さんのギャグを天然でやってのけて始まった「癒せるかな?」のコーナー。因みに、安倍さんはその昔、メンバーが 3 人のときは両隣のじゃんけんの後、「先」とか「後」とか言うと真ん中なのに「さきぃ〜〜〜!!??」とか「あとぉぉぉぉ〜〜〜っ!?」と声を張り上げる、という持ちネタがあったのです。その後には必ず「お前、真ん中やからどっちが先でも変わらない」とさんま師匠にツッコまれます。懐かしい。
コーナー自体は、事前の期待以下の出来でありましたが、何故か高橋さんが台詞を言ってる間ずっと興奮してる紺野さん。「うわぁー」とか「うふふふ」とかいちいち声を上げるので、さんま師匠に「うるさい」と言われ、ショージさんには
「廊下行って泣いときなさい」
が、懲りずにその後も「うわぁー!」とか声を上げてさんま師匠の神経を逆撫でする紺野さんでした。
結局、紺野さんは台詞云々以前に滑舌が悪く、高橋さんは変態おじさん、藤本さんは「エッチ大好き少女になれ!」と最低なアドバイスを受けながらも擦り切れきったヤンママみたいな感じを通し、今週もさんま師匠が不機嫌なままコーナー終了。あぁ、毎週毎週誰かしら安全パイが居たあの頃が懐かしい……。
「カラオケBOXさんちゃま」では、「THE マンパワー」(未だにこの曲名聞くとドキッとする)の替え歌を高橋・紺野でデュエット。歌詞の内容以前に、二人の歌唱力の差に、聞いててなんか気まずくなったコーナーでした。
エンディング、感想を訊かれた紺野さんは「あいうえお作文のときは厳しくて怖かった」。「今日は優しかったよ」と言うショージさんに思いっきり同意する藤本さんと高橋さんに年季を感じます。紺野さん曰く、
「愛ちゃんがダコダコの歌とか考えたり楽しそうだなぁって」
故に楽しいだけのイメージがあったんだそうです。まぁ、あれ見てたらどんな馬鹿番組かって思うよな普通。ってか、紺野さんは高橋さんがノートに書いてるのを見てたそうですけど、あいつ人前でアレ考えてんのかよ……すげぇ神経だな……。