「魔法戦隊マジレンジャー」

 あ、そうか。インフェルシアの神々(+バンキュリア)には、「メタルギアソリッド」的に言うと「スネーク、EVA、オルガ」が居て、「攻殻機動隊」的には「バトー、少佐」が居るわけだな。今頃気付いた。道理でテンション上がるはず。他の神々の声も、どっかで聞いた声ばかりなんだけど、具体的にどのキャラか思い出せない辺りが、僕の知識の中途半端なところである。

 んで、今週はサイクロプス登場だったわけだけれど、そっちより、マジシャインvsドレイクの方がインパクト凄かったなぁー。だって、文字通りボッコボコですよ。天下のバンキュリアドン引きする程ボッコボコ。あんなのPTAが黙ってないぞ。いやー、流石神様。強すぎるね。

 まぁ、来週はもうマジシャイン(正確にはサンジェル?)が逆転してるっぽいけど。ん〜、どうせなら再起不能なぐらいまでボッコボコにしてもらって、「インフェルシアの神々って奴ぁ……!」って感じにして貰いたかったな。もう、ドレイクが画面に映っただけで子供が悲鳴上げちゃうぐらいのインパクトを。

 マジレンジャー側は、「 2 年前、熊に襲われた」というエピソードがあまりに間抜けすぎて(事件そのものじゃなく、「家で熊に襲われた」という字面というか音が)笑えて来ちゃってしょうがなかったのだけど、「苦戦→新しい魔法→逆転勝利」という黄金パターンが、初めて破られたというのが爽快(爽快、ってのも変だが)。

 しかも、その破り方も凄い。だって、「硬い装甲を貫くために、一点集中連続狙撃」なんて、普通ヒーロー側のやることですよ。事実、「仮面ライダーSPIRITS」でライダーマンがヨロイ元帥にやっていたし。それを、敵であるサイクロプスにやらせちゃって、しかもグリーンを消滅させちゃうんだから凄い。今回、一番勇気があったのはグリーンじゃなくて今回の脚本家だと思う。多分、サイクロプスってキャラがすごーく気に入ってんだろうね。脚本家に新たな魔法が!

 勿論そういう構成だけじゃなく、そういう黄金パターンを破ったお陰で、「一人ずつ撃っていって、生き残っていたら勝ち」というゲームのルールがより活きてくるわけで、単純によく出来た話だなぁ、と思った。そうやって物理的にも精神的にも追いつめられていくイエローの逆転劇に期待。こういう引きは楽しいなぁ〜。