「あざーっす!」(終)

 トーク総集編。

 まぁ、そりゃあ終わるよね……。トーク & ロケ番組で始まって、レギュラーが無駄に増えて、案の定トークはその内忘れられ、最終的にはロケも忘れ去られ、ついにはパクリ企画に頼り出す、「半年で終わる番組」の見本として美しいぐらいでした。まぁ、ここ 1 ヶ月半ぐらいはまともに観てないんで、その間に奇跡の回があったかも知れませんけど。

 こうやって、面白い部分だけは切り取ってきて放送しているのを観ても、大して面白くないというのは本当に凄い。その理由は色々あるでしょうけど、竹山弄りとかレギュラー待ちとか、いちいちネタが手垢でべっとりなのが大きいかな。初期の初期にやってた、山崎と柴田の単なる世間話は結構好きだったんですけどね。

 こういう番組が出来ちゃったこと自体が、アンタッチャブルが今上り調子、ってことの証明なのかも知れないけど、だからって折角の「初冠番組」がこんな惨状で本当に勿体ないなぁと思います。「リチャードホール」もそうでしたけど、アンタッチャブルがセンターに居るだけで、「なんとなく面白そう」という雰囲気が出来てしまう故に、この惨状は余計に哀しい。

 もし次、アンタッチャブル冠番組作るなら、どこの局でも良いけど、ちゃんとアンタッチャブルが活きる、アンタッチャブルのプロフィールに堂々と書けるような番組にしてあげて欲しいな。ただ、現状のアンタッチャブル・山崎がどうしようもないほどに「ゲスト体質」なので、その辺の使い方は難しいかと思いますけど。

 この番組に限らず、他のTBSのバラエティの惨状を観ていると、もしかしたらTBSには、噂に聞く「よきところで面白いことを言って頂いて……」みたいな指示をするディレクターがリアルに存在するんじゃないかなーとうっすら思えてきます。