「やぐちひとり」

 矢口真里さんが、ジョニー・デップの下にインタビューという名の恥晒しに。映画が「チャーリーとチョコレート工場」なのでお猪口をプレゼントするという通訳の戸田奈津子も失笑なダジャレも相まって、観てる方が辛い時間帯でした。

 その矢口さんが持ち帰ったジョニー・デップのサイン入りパネルを賭けて、劇団ひとりは 4 つのチョコっぽいものから本物のチョコを当てるというゲームに挑戦。劇団が余裕顔で選んだそれは、僕にはカレーのルーの様に見えたのですが、実際は……

「何これ? 消しゴム?

頭おかしいぞスタッフ。

 ゲストはHi-Timez。やぐちひとりは、Hi-Timezからラップを習うことに。

 まず手始めに、「クレヨンしんちゃん」のあるページをリズムを付けてラップ調にすることに挑戦。劇団に押しつけられた形の矢口さんは、意外にもそれなり。流石、ダンスやってる奴は違うぜ……(ユースケ・サンタマリア提唱「ダンス万能論」)。

 それに対し、劇団のは漫画的なぐらいリズム感皆無で酷い出来。やる前までは煽っていたHi-Timezも微妙な顔をしながら「なんか……詰まる」と漏らします。

 そんな感じなのに、企画は前進。Hi-Timezと協力して矢口さん、劇団が互いをラップで罵倒し合うことに。Hi-Timezもそれぞれ分かれ、劇団に付いたTarantulaが歌詞を作るために「普段は何て呼んでるんですか?」と訊くと、劇団

「思いっきり普段だと『矢口さん』です

「やぐっちゃん」って普段呼んだら怒るのかしら。もっと仲良くしようよ……。

 矢口さんがMassattackと協力して作ったラップはこんな感じ。

春樹 いつも足りないやる気
でも美人ゲストには本気
負けるとすぐにゲームは本気
意外とホントは陰気でしょ?
お笑い界のルーキーでしょ?
今や絶好調の運気
今が春樹の絶頂期
あなたの流行りも今年で終わり ザ・エンド

最後の最後で阿呆な矢口さんが露呈しましたが、それ以外は普通に上手いラップ。流石ダンス(以下略)。でも、酷いよ矢口さん……劇団は矢口さんのこと大好きなのに……(←気持ち悪い)。

 対する劇団のはこんな感じ。

やぐっちゃん なんでそんなに小さい
まずそっから訊いてもいいかい
そのくせ目玉はやけにでっかい
それだけは言っとくぜ絶対
つい座布団二枚のつっかい(←何言ってんのか分からない)
視聴者のみんなに見せたいくらい
つまりMCはやぐちとひとり
でもメインはひとりでいいぜ マジ

取り敢えず、歌詞が全体的に意味不明なのと(よく読めば、前半は単なる絶賛だし)、相変わらずラップが微妙な出来で、味方である筈のTarantulaは静かにこう一言。

「っていうか、まずリズム感を勉強しないと

矢口さんに教えて貰え。

 来週は一周年記念ですごーい発表があるそうですよ。なんだろう。またスペシャル?