「お台場明石城NOMAD」

　人事異動の季節ということで、なんかピリピリしてるというフジテレビ社内。ただ、ひとりだけ頭おかしいのが三奉行・桐山。美術の身の上の癖してこんな一言。

「私はアナウンス部にも行けます」

お断りだ。

　今回は「25時間テレビ」のコーナー獲得に向けて、関西テレビから出向してきた木村ディレクターと、後輩の武田に見下された日も今は昔、すっかり躍進中の元芸人・谷口ディレクターのプレゼン対決。

　まずは「さんまさんはキャバクラ好きですか？」という唐突な質問で始まった木村ディレクターのプレゼン。さんま師匠の「キャバクラが好きなんじゃなくて、女性の胸が好き。もし、コンビニでそれが売ってたらキャバクラ行かない」という、聞いてるこっちが情けなくなる回答を受けての企画名は「キョクキャバないと」。このタイトルを観たときの佐々木アナの顔がめちゃくちゃ恐かった。

　曰く、この企画は「さんま・中居の今夜は眠れない」を狙い撃ちした企画だそうで、その内容はFNS各局から美人社員を募り、さんま師匠・中居と中継を繋いでトーク。面白ければ延長したりなんなりするそうです。あぁ、なんて男目線な企画。

　そのサンプルとして、関西テレビから二名の女子社員の顔以外の写真を持参する木村。こんなのをノリノリで撮ってる時点で色んな意味でアウトな気がしますが、スタジオの男性陣の食い付きは最高潮。さ水口さんまでが眼鏡を正して身を前に乗り出しているのでした。食いつきすぎ。さんま師匠に至っては、木村のことを「店長！」と呼び出す始末。ダメ人間極まれり。

　そんなわけで、さんま師匠が水口さんに意見を求めると、水口さんは開口一番

「採用ですよ！」

港さんまでが「採用です」と言いだし、ついには唯一反対すると思われた桐山までが

「私も出してね」

と言いだし、まさかの番組史上初・試作無しの即本番採用を頂くのでした。あとは枠の問題だけだそうです。スケベ心は強し。

　こうなるとすっかり噛ませ犬な谷口のプレゼンはまたしても「マシュマロヘッドパーティ」。曰く、前にさんま師匠が言っていた「『笑点』の裏にぶつけたい」を、「25時間テレビ」で実現させるというのです。そのため……かどうかは知りませんが、スタジオに蛭子能収が登場。

　その枠に当てるために新ゲーム「教えてメロディ」を提案する谷口。曰く、「世の中にある色んなメロディーに言葉を付ける」という大喜利だそうですが、試しに蛭子にやらせてみたところ壊滅的に酷かったお陰で、スタジオに漂うのは不安感のみでした。谷口が真面目に話せば笑い出すし、企画やらせたらスベるし、何しに来たんだ蛭子。

　というわけで、「一回やってみないとわからない」ということで、谷口のは試作決定。しかし、木村のは本気で採用、谷口は「笑点」の裏、「今夜は眠れない」と「かま騒ぎ」も確定、となると今年の「25時間テレビ」のさんま師匠って……本人曰く、

「軽く見積もって 6 時間は出てます」

楽しみ！