「お笑い・音箱登龍門ブチヌキSP」
出演は、大黒摩季、アジアン、イシバシハザマ、瞬間メタル、ジンカーズ、流れ星、パッション屋良、及川奈央、JAGUAR、中ノ森BAND。大黒摩季だけトークには参加せず。何しに来たんだ。
ネタでは、アジアンの「英会話」が今まで観た中で一番面白かったです。まず何よりテンポが流れるようで良かったし、妙なブサイク弄りも無く、単純に「言葉遊び」と馬場園のあまりにもコメディアンな動き(コメディエンヌだろ、ってツッコミは置いといて)と、色々相乗効果でした。ただ、構成を気にしなきゃいけなかったせいかどうなのか、ネタ中に馬場園がどんどんどんどん躁状態になっていくというのが無くなったのはちと残念でしたが。
あとは、流れ星の「源氏漫才」も面白かったです。フォーマットは前にやってた「戦国漫才」と全く一緒なのだけど、とにかくあの口調とブリッジが卑怯。ありゃ笑うよ。あと言葉遣いをもっと研究してそれっぽくして、もうちょっと予算貰って衣装まで作っちゃえばもう完璧。
ただ、これはもうしょうがないんだけど、あの「ハイ!流れ星!」って締めはどうにかなんないのかな……あれ不要だと思うんだよなぁ……普通の漫才だったら良いのかも知れないけど、今回みたいなのだと大分浮く。
他では、イシバシハザマの「おかしな話」がどんどんおかしな話じゃなくなっていくのは計算なのかどうなのか。「気管支炎トーマス」以外はあるあるネタですからね、括り的には。良いんだろうか。ジンカーズは、新人だからなんなのか知らないけど、ネタの当たりはずれがもの凄いなぁ、という印象。振り幅有りすぎ。瞬間メタル、パッション屋良は、そのままで頑張れ!
トーク部では、リュウさんのジャガーさんへの暴言がエスカレート。
「ジャガーは男じゃないんです」といつもの調子で言うジャガーさんに
「今日もクスリやってるんですか?」
ジャガーさんが「のこぎり山から空を飛んできた」と言えば
「そのまま天国まで行っちゃえば良かったのに」
ジャガーさんが「宇宙で有名なんです」と言えば
「お前、本気でぶっ飛ばすぞ」
怖いよーリュウさん怖いよー。
そんな、リュウ vs ジャガーの対決の後、もうひとつの闘いが勃発。それは、中野美奈子アナ vs 戸部洋子アナ。
「いいとも」で、いつも中野アナの方が自分より声援が多いと訴える戸部アナ。その上、雑誌に載る写真は中野アナはいつも可愛いのに、自分のはいつも変な顔だそうです。その上、この日はパッション屋良に遠回しに「胸が小さい」と言われ、変な顔の写真をスタジオに持ってこられてアジアン・馬場園に「今の顔と写真そんなに変わらん」と言われ、踏んだり蹴ったり。
そして、トドメの一言が中野アナのこれ。
「でも、それがアナウンサーのキャラクターになってて良いと思う」
完全に勝利者の余裕を漂わす中野アナにキレた戸部アナ、「嫌だよそんなの!」と持っていた台本を床に叩き付け、
「私だってかわいいって言われたい!」
と切実に訴えるのでした。大丈夫、戸部アナの方が中野アナの 10 倍は笑いを分かってるから!(誉めてんのか?)