「お笑い登龍門」

 メインは(多分)東京ダイナマイト。レストランネタで、松田の声色芸(?)が光っておりました。個人的には、松田に女のことを諭されている間の、ハチミツのしゃらくさい芝居が好きです。

 メインは東京ダイナマイトなのに、メイン企画は何故かアジアン。唐突だな……。企画自体は前回の東京03と同じで(対象とする番組は違う)「『とくダネ!』の血液型占いで運の悪かった方が罰ゲーム」。漫才でのポジションそのままに、ツッコミの隅田が当選。罰ゲームは「街でカップルの彼氏を逆ナンする」。

 最初は「怖い」と言ってなかなか声をかけられなかった隅田も、ボケの馬場園(しかし凄い名前だ……)の鬼畜のような指示に従ってる内に吹っ切れた(もしくは隅田の中の大事な何かが壊れた)のか、積極的にアプローチを開始。「あなたに一目惚れしました」「この人(彼女)と私、どっちが好きですか?」等狂った言動連発。最終的に走って逃げられるという変質者扱いで幕を閉じるのでした。南無三。

 しかし、馬場園は完全なるS。その指示の仕方にはロンブー・淳よりドス黒いものを感じました。こえー。その隣で大爆笑 & 便乗指示してた渡辺和洋アナも大概だけど。お前そんなキャラだっけ?

 そのアジアンのネタは、やっぱりしゃべくり漫才。面白かったです。先週も書いた気がしますが、とにかく馬場園の顔が、漫才が進むに連れ張り裂けんばかりの笑顔になっていくのが面白いです。きっと舞台に立つとアドレナリン大噴射してしまう体質に違いない(根拠なし)。

 もう一組は流れ星。「戦国漫才」という凝ったことしてて、これがまたやたら可笑しかったです。豊臣秀吉木下藤吉郎)と織田信長で漫才をやるという設定なのですが、全て雰囲気だけで、多分細かい時代考証だとか言葉選びだとかはしてないんだけど、その雰囲気がやたら可笑しい。で、漫才なのにブリッジがあって、その度に浪曲を歌い踊るという訳わからなさでした。面白いなー。これ一回、この番組の力で、衣装もセットも揃えてやってくんねーかなーやんねーだろーなー(テキトー)。でもかなり好きなので、もっと研磨させて欲しいなぁと思いました。