「ヤングタウン土曜日」

 毎年恒例のニューヨークから帰ってきたさんま師匠。今回は、「ブロードウェイ・ミュージカルの面白さを教える」という名目で、V6の井ノ原・長野の両名とロケをしたのだそうです。

 しかし、当日ある事実に気付いたさんま師匠。その事実とは「ミュージカルは観てるけど、言葉が分からないので内容分かってない」ということ。そこでさんま師匠は、V6の二人にこんなアドバイスを現地でしたそうです。

頑張れ

ギャラ返してこい

 当然、藤本美貴高橋愛両名からは「それで良いんですか?」と責めますが、さんま師匠は「ホントは分かってるけど、分かってないフリするのがプロやがな」とプロっていうか人として間違った心意気でねじ伏せます。見習ってはいけません。

 他にもニューヨークでの面白話は大量にあるらしいですが、どれも電波に乗せられない話ばっかりなのだそうです。「何してきたんですか?」「どこ行ってきたんですか?」と音声だけでもよく分かる軽蔑の眼差しで藤本さんがやんわりツッコむと、さんま師匠は

「言ってもいいけど、この放送何週か無くなるよ

更にさんま師匠は、話の内容を「鬼畜な話」「人としてどうかな〜っていう話」「見事にシモに固まった話」と説明し、「どうせ聞きたくないやろ?」と言います。「鬼畜な話」と聞いて「堅い話ってことですか?」ととんちんかんな反応をする高橋さん(お前は難しい感じが入ってれば全部難しい話か)を差し置いて、藤本さんはボソリと一言、

ちょっと聞きたい……

「言ってもどうせ引くに決まってる!『いやん!』とか言うに決まってる!」と言うさんま師匠に、尚も食い下がり、やはりボソリと

「じゃあ言わないです……

おいおい。

 藤井隆乙葉との結婚についてのメールに対して、「前から知ってた」というさんま師匠。曰く、「から騒ぎ」で藤井がゲストに出たとき、「彼女が居ない」という弄り方をしていたら、収録後に「ホントは居るんです……」と楽屋に告白しに来たんだそうです。ま……真面目……。

 その時は、「名前を聞くと後が大変」(曰く、「週刊誌とかに載ったときに、俺が言うたと思われるから」)だということで相手の名前は聞かなかったそうですが、取り敢えずは知っていたそう。そして婚約発表後、乙葉と共演したさんま師匠は、「後輩と結婚するから、これからは見られない」ということで、いっぱい胸を見たったそうです。馬鹿。

 もう一組、佐々木恭子アナの結婚についても、ニューヨーク出発前に「さんまさん、話があるんです」と切り出されていたそう。しかしそのときは、佐々木アナが話し出す前に「お前がもし結婚するとしても反対するからな」と最悪の言葉を残してニューヨークへ旅立ってしまい、その間に結婚されたそうです。おお、立つ瀬無し。

 丁度その結婚の報がさんま師匠の下に飛び込んだ頃、さんま師匠はニューヨークで、八木、木佐、宇田という元フジテレビアナウンサー達と食事をしていたそうで、お陰で電波に乗せられない話が盛り上がったそうです。

 やっぱり「どんな話ですか?」と訊いてくる藤本・高橋に、さんま師匠は「お前らみたいな素人には分からへんねん!」とキレます。尚も食い下がり「何の素人ですか?」と、さんま師匠はこんな鉄槌。

セックスの素人や!

いい加減にしろ

 もうすぐ「半世紀ちゃん」になる村上ショージさん。「人生は 50 歳から」とノリノリなショージさんに対し、「 50 は絶対嫌」というさんま師匠。「衰えていく足がかりの年」「 49 歳だから美容師の卵とかと付き合える」「あんまり動きたくないライオンにはなりたくない」と「如何に 50 歳が嫌か」を熱弁するさんま師匠に、ショージさんは「 50 歳の利点」としてこんなのを提供。

「毎日 5 時半に目覚める

ショージさん……。唯一、高橋さんだけが「いいですね!」と言っています。ええ子や、ええ子やあんた〜。

 どうしても「半世紀ちゃん」になるのが嫌なさんま師匠、ついには「俺は 10 年ぐらい 49 歳だから 50 は迎えない」と子供じみた強がりを言い始めます。そんなさんま師匠に、高橋さんは「迎えなくても来ますよ」と珍しくお婆ちゃんみたいな現実感たっぷりの一言を授けますが、さんま師匠は

見て見ぬフリ

この瞬間だけ、高橋さんとさんま師匠の精神年齢が逆転したのでした。

 ついでに、「今年は誕生日プレゼントは要らんから、お前らにもやらん」ともの凄い横暴をしようとしますが「その前に三年分ぐらいあげなあかんで」とショージさんに諭され、目論見は立ち消え。

 結局、ニューヨークで知り合いが事業を始める関係で、大量に仕入れたブレスレット、ポシェット、Tシャツをお土産として買ったというので、それを来週持ってくることに。するとさんま師匠、実物を持ってきてないにも関わらず「どれが良い?」と訊き、更には

どれか一点や!!

更なる横暴を発揮。その上、藤本さんが「Tシャツ」というと「……安もんやで?」と暗に止めさせようとしたり、Tシャツと決めても要らない色を押しつけようとしたりと横暴を続けるさんま師匠に、ショージさん

日本に帰ってきてること気付いてます?

浮かれポンチ 100% 。因みに、クラブの姉ちゃんや美容師の卵には既にあげてるそうです。ここまで下心丸見えだと寧ろ清々しい……わけもない

 さんま師匠の横暴はまだまだ続き、散々自分で意見を誘導しておいて、決めかねる藤本さんを「自分の意見が無い」と責め続け、高橋さんが「ポシェットも……」としつこく要求すると、「追々な」と一蹴。それを受けて、藤本さん

絶対来ないよ

よく分かってらっしゃる。

 藤本さん、高橋さんが居ない間に始まり居ない間に終わった「村上ファン度のコーナー」。お陰でひとつコーナー枠が空いてしまったので、リスナーから新コーナーを募集。しかし、送られてくるコーナーは、「リスナーからギャグを募集して採用者に水墨画プレゼント」とか「高橋さんに早口言葉をやらせて、成功したら高橋さんに水墨画プレゼント」とかそんなんばっかり。個人的には、「あらゆる状況で、ショージさんが本気を出したらどうなるか?を予測する」というネタコーナーを推したかった……。

 結局、一番感触の良かった「ヤン土ボケ講座 feat.ショージ」のコーナーが試験採用に。内容は藤本・高橋・ショージによるあいうえお作文。しかし、さんま師匠は「こんな二人じゃ無理」と全く乗り気で無し。余りにも乗り気で無いために、先々週同様うんこしに言ってしまいました

 本人達も「多分オチないですよ」と弱気。けれども、ショージさんは

「大丈夫、お前ら今凄い面白いから

無根拠の励ましをするのでした。大丈夫かな……。

 因みに、玉井さん証言による、「村上ファン度のコーナー」が終了したときのスタッフの一言。

上場廃止です

上手くない。ショージさんに寄ると「村上ファン度のコーナー」は、終わる度にみんな暗い顔してたそうです。誰か!ショージさんに名コーナーを誰か!